パソコンの資料、特にExcel(エクセル)で作られた表で、「セルの結合」が多用されているのを見かけたことはありませんか?実はそれ、見た目はキレイでも、後々のデータ集計や並べ替えで思わぬトラブルの原因になることがあるんです。「この方が見やすいでしょ?」と思って使っていたその機能が、実は大きな時間ロスに繋がっているかもしれません…。
こんにちは!デジタル業務とデータを整理するデジタル整理アドバイザー「らくらスタイル」です。
完璧主義者なのにめんどくさがり、そして新しいものが大好きな私が、どうすればもっと楽に、快適になるかを追求し、あなたのデジタルに関するお悩みを解決します!
今日のテーマは、多くの人がついやってしまいがちな「セルの結合」を使わずに、見た目を美しく整えるテクニック、「選択範囲内で中央」です。これを使えば、後々のデータ活用で困ることなく、誰にとっても分かりやすい資料が作れるようになりますよ。新潟の企業でも、このテクニックを知るだけで業務効率が格段にアップした例がたくさんあります。AI(人工知能)に負けない、人間ならではのスマートなExcel術を身につけましょう!初心者の方にも分かりやすく解説しますので、ぜひ最後までついてきてくださいね。
なぜ「セルの結合」は避けるべき?
そもそも、なぜあれほど便利に見える「セルの結合」が推奨されないのでしょうか。理由は大きく3つあります。
- 並べ替えやフィルタが使えなくなる: 結合されたセルがあると、データを並べ替えようとしたり、特定の条件で絞り込む「フィルタ」機能を使おうとしたりした時に、「同じサイズの結合セルが必要」というエラーが出てしまい、正しく動作しません。
- コピー&ペーストが面倒: 結合されたセルを含む範囲をコピーして別の場所に貼り付けようとすると、貼り付け先のセルも結合されてしまい、レイアウトが崩れる原因になります。
- 数式の参照が複雑になる: 結合されたセルは、見た目上は一つでも、実際には左上のセル番地しか認識されません。そのため、数式で参照する際に意図しない範囲が選択されてしまうなど、ミスを誘発しやすくなります。
「見た目のため」に行った操作が、後々のデータ分析や再利用の妨げになってしまうのは、とても非効率的ですよね。
解決策は「選択範囲内で中央」!
そこでおすすめしたいのが、「選択範囲内で中央」という機能です。これは、セルを結合することなく、選択した複数のセルの真ん中に文字を表示させることができる、まさに「いいとこ取り」の機能です。
では、具体的な手順を見ていきましょう。
【ステップ1】中央に表示したい文字とセル範囲の準備
まず、中央に表示させたい文字を、範囲の 一番左側のセル に入力します。
例えば、B列からD列の中央に「2025年度 上半期売上」と表示させたい場合、B2セルにその文字を入力します。
【ステップ2】対象となるセル範囲を選択
次に、文字を入力したセルを含め、中央揃えにしたい範囲のセルをすべて選択します。先ほどの例で言えば、B2セルからD2セルまでをドラッグして選択します。
【ステップ3】「セルの書式設定」を開く
セル範囲を選択した状態で、右クリックします。表示されたメニューの中から「セルの書式設定」を選んでクリックしてください。
(ショートカットキー Ctrl + 1 を覚えると、さらに時短になりますよ!)
【ステップ4】配置を設定する
「セルの書式設定」ダイアログボックスが開いたら、上部にある「配置」タブをクリックします。
次に、「文字の配置」という項目の中にある「横位置」のプルダウンメニューをクリックし、一覧から 「選択範囲内で中央」 を選びます。
最後に「OK」ボタンをクリックすれば、設定完了です!
【結果の確認】
どうでしょうか?見た目は「セルを結合して中央揃え」と全く同じように、文字がB列からD列の中央に表示されているはずです。しかし、実際にB2、C2、D2の各セルをクリックしてみてください。セルは結合されておらず、それぞれが独立していることが分かります。
これなら、後から行や列を選択してコピーしたり、並べ替えたりしても、全く問題は起きません。まさに、見た目の美しさとデータの使いやすさを両立させる、賢いテクニックなのです。
まとめ
今回は、データ活用の邪魔になる「セルの結合」を使わずに、見た目を整える「選択範囲内で中央」という機能をご紹介しました。
- 「セルの結合」のデメリット: 並べ替え、フィルタ、コピペ、数式参照の妨げになる。
- 「選択範囲内で中央」の設定手順:
- 範囲の左端のセルに文字を入力。
- 中央揃えにしたいセル範囲を選択。
- 右クリックから「セルの書式設定」を開く。
- 「配置」タブの「横位置」で「選択範囲内で中央」を選ぶ。
- メリット: 見た目は中央揃えのまま、セルの独立性が保たれ、データ活用がしやすい。
たったこれだけの操作で、あなたのExcel資料は格段に「使える」データになります。新潟のオフィスでも、この一手間を加えるだけで「あの人の資料は分かりやすい!」と評判になること間違いなしです。ぜひ、今日から試してみてください。
今日のひとこと
最近では、総務省が公開している資料作成の指針の中でも、「セルの結合」は避けるべき、という内容が明記されています。国が推奨するほど、このルールは重要だということですね。誰にとっても分かりやすく、再利用しやすいデータを作成することは、組織全体の生産性を上げることに繋がります。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
次回の予告
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「パワポプレゼン作成:プレゼンに統一感を!スライドマスターで全スライドのフォントやロゴを一括編集(難易度★★★☆☆)」
です。お楽しみに!
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