大規模な流出も。登録先を書き出そう

大規模な流出も。登録先を書き出そう

こんにちは。デジタル整理&AI活用を支援しているらくらスタイルです。

「また何百万件の流出だって」。ニュースで、そんな数字を見かけることが増えましたよね。数字が大きすぎて、もはや実感がわかない、という方も多いかもしれません。

でも、ここで一つだけ覚えておいてほしいことがあります。大規模な流出が起きたとき、いちばん強いのは、「自分がどこに登録しているか」を知っている人。これに尽きます。

今日は、いまさら聞けない「登録先の書き出し」を、いちばんラクな方法でやってみましょう。10分あれば終わります。

目次

なぜ「書き出す」ことが、守りになるの?

火事のとき、持ち物リストがある家

もし火事に遭ったとき、「何を持っていたか」を覚えていないと、保険の手続きが大変ですよね。持ち物のリストがあれば、スムーズに進みます。

流出も同じです。お知らせが届いたとき、「そのサービス、使ってたっけ?」と迷うと、対応が遅れます。登録先のリストがあれば、パスワードを変える先も、気をつける先も、すぐにわかります。

大規模な流出の件数は「可能性」で出ることが多い

もうひとつ。ニュースで見かける件数は、「最大で○○件」「流出の可能性がある」という形で発表されることが多いです。調査が進むと、数字が変わることもあります。

だから、数字の大きさに一喜一憂するより、「うちのどこが対象になりうるか」を自分で把握しておくほうが、ずっと役に立ちます。

書き出すものは、この4つだけ

全部を完璧に書こうとしなくて大丈夫。最初は、次の4つだけで十分です。

1. サービスの名前(例:○○通販、○○ポイント)
2. 登録したメールアドレス(どのアドレスか)
3. お金に関わるか(カード番号を登録しているか)
4. まだ使っているか

パスワードは、書かないでください。リストが誰かに見られたとき、パスワードまで漏れてしまうからです。

手順:スマホだけで10分

ステップ1:メールの検索で、登録先を拾う

昨日のおさらいです。メールアプリの検索欄に、次の言葉を順番に入れてみてください。

  • 会員登録
  • ご登録ありがとうございます
  • ご注文
  • ポイント

出てきた送り主の名前を、ざっと眺めます。「あ、これ使ってる」「これは忘れてた」が、きっと見つかります。

ステップ2:スマホの中のアプリも見る

スマホのホーム画面や、アプリ一覧を開きます。アカウントを作って使っているアプリを、思い出しながら拾います。

ゲーム、ポイントアプリ、動画の配信、フリマ、家計簿。意外と多いはずです。

ステップ3:ブラウザの「保存」も手がかりにする

ブラウザで、パスワードやログインを保存している方は、保存の一覧を見ると、登録先がわかることがあります。ただし、パスワードそのものは、画面に出さないよう注意してください。

ステップ4:表にまとめる

メモアプリでも、紙でも、表計算でもOKです。わたしのおすすめは、メモアプリで、1行ずつ書く形。

例:
通販A/メイン/カードあり/使用中
ポイントB/サブ/カードなし/ほぼ使っていない

これだけです。

リストを作るときに、つまずきやすいポイントも、先にお伝えしておきます。

ひとつめは、「思い出せないサービスがある」問題。これは、ほぼ全員が通る道です。思い出せないのは、記憶力が悪いからではありません。サービスの数が多すぎるだけです。思い出せないものは、メールの検索で拾えるものだけ拾えば十分。完璧を目指さなくて大丈夫です。

ふたつめは、「メールアドレスを複数持っている」問題。仕事用、プライベート用、昔のアドレス。それぞれに登録先があるはずです。まずは、一番よく使うアドレスから始めて、余裕があれば、ほかのアドレスでも同じように探します。昔のアドレスは、もう見ていない場合もありますが、そこにも登録先が残っていることがあります。

みっつめは、「家族と共有しているサービス」の扱い。動画配信やネットスーパーなど、家族で一つのアカウントを使っているものがあります。そうしたものは、「家族共有」と書き添えておくと、後で退会するときに、勝手に消してしまう失敗を防げます。

よっつめは、「ログインに別のアカウントを使っている」ケース。Googleアカウントなどで、ほかのサービスにログインしている場合です。この場合は、登録先のリストに、「Googleでログイン」と書き添えておきます。あとで退会するとき、どのアカウントと結びついているかが分かって便利です。

書き出すときの、書き方のコツも紹介します。

一行で書く。サービス名、メインかサブか、お金に関わるか、使用中か。この4つを、一行で書くだけです。長い説明は、いりません。

分類は、あとからでいい。最初から、カテゴリ分けをしようとすると、手が止まります。まずは、思いつく順に、ざっと書き出しましょう。整理は、書き出したあとで十分です。

更新は、その場で一行足すだけ。新しいサービスに登録したら、そのタイミングで、リストに一行足します。「あとでまとめてやろう」は、結局やらなくなる、最大の原因です。

紙にするか、スマホにするかは、好みで決めて構いません。ただ、紙の場合は、置き場所に気をつけてください。スマホの場合は、画面ロックがかかっていることが前提です。どちらにしても、パスワードは書かない、というルールだけは守りましょう。

なお、リストを作ったあとに、「こんなにたくさん登録していたのか」と驚く方が、とても多いです。多いこと自体は、悪いことではありません。数を把握できたことが、大きな一歩です。驚いたら、ひと休みして、お茶を一杯。それから、次の作業に進みましょう。

もし、リストを作る途中で疲れてしまったら、無理をしないでください。今日は、3つ書き出せたら合格。それだけでも、何もしないより、ずっと前進です。続きは、明日の自分に任せましょう。

「ほぼ使っていない」に印をつけよう

リストができたら、いちばん大事な作業があります。使っていないものに、印をつけること。

使っていない部屋は、閉めておく

使っていない部屋の窓は、閉めておくのが安全ですよね。サービスも同じで、使わないなら退会して、預けた情報を引き上げるのが、最も確実な守り方です。

退会の手順は、11月23日の勤労感謝の日に、まとめて片付ける予定です。今日は、印をつけるだけ。気が向いたものから、退会してしまっても構いません。

優先順位のつけ方:「お金」と「メール」から

リストの中でも、特に気をつけたい順番があります。

1. お金に関わるもの

カードを登録している通販、銀行、決済アプリ。ここは、守りを最優先で固めます。

2. メールアドレスそのもの

メールは、他のサービスのパスワードを再設定するときの受け皿です。ここを乗っ取られると、連鎖的に他のサービスも危なくなります。

3. それ以外

ポイントサービスや、情報サイトなど。ひとまず後回しで大丈夫です。

最新の情報も確認できる場所

「世の中でどんな被害が多いのか」を、もっと知りたい方は、IPAの[情報セキュリティ10大脅威](https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html)のページが参考になります。個人向けの脅威も、一覧で見られます。

めんどくさがりのひと工夫

リストは、一度作って終わり、にしないのがコツ。新しく登録したときに、その場でメモに1行足すだけにしておきます。あとから整理するより、その場で足すほうが、断然ラクです。

そして、年末の大掃除のタイミングで、リストを見直す。それだけで、情報の持ち物は、いつもすっきりです。

まとめ

  • 大規模な流出のニュースは、数字より「自分の登録先」が大事
  • 件数は「最大」「可能性」として出ることが多く、後から変わることもある
  • 書き出すのは、サービス名、メールアドレス、お金の有無、使用中かどうかの4つ
  • パスワードはリストに書かない
  • 使っていないものに印をつけて、後日まとめて退会する
  • 優先順位は、お金に関わるもの、メールアドレス、それ以外の順

今日のひとこと

リストの名前を、「あとで退会したいもの」「ずっと使うもの」の2つに分けておくと、11月23日の片付けが、一気に楽になります。メモアプリなら、見出しを2つ作るだけで済みますよ。

らくらスタイルは「日常にもっと便利と、ワクワクを」を目指して、ご相談内容に合わせてお手伝いをいたします。気軽にご連絡ください

ほかの記事は、[らくらスタイルのブログ](https://rakura.net/blog/)でもどうぞ。

明日のタイトルは『自分の設定では防げない。被害を小さくする備え』です。お楽しみに! ※内容が変更になった場合はご容赦ください。

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大規模な流出も。登録先を書き出そう

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