こんにちは。デジタル整理&AI活用を支援しているらくらスタイルです。
もし、家族のスマホやパソコンを、片づけなければならなくなったら。あなたなら、何から始めますか?
ロックを開けられない。何のサービスを使っていたか、わからない。写真は、どこに保存されているの? そんなとき、家族は、とても大きな不安を抱えます。いわゆる「デジタル遺品」の整理は、紙の遺品と違って、見えにくく、手がかりも少ないからです。ご相談の中でも、「家族が困らないように、何か残しておきたい」という声が、増えています。
そこで今日は、この10月に整理してきたことを、1つにまとめる「デジタル遺品お助けガイド」の作り方を紹介します。AIの力を借りれば、意外と短時間で、骨組みができあがります。
デジタル遺品お助けガイドとは?
ひとことで言うと、「家族が、迷わず動けるようにするための、道案内メモ」です。
たとえ話で言うと
初めて訪れた駅で、案内板があると、ほっとしますよね。「出口はこちら」「乗り換えはこちら」と、進む方向が示されているだけで、安心して動けます。お助けガイドは、まさにその案内板です。
目的は「全部伝える」ではなく「迷わせない」
ガイドに、すべての情報を書く必要はありません。大切なのは、「何から手をつければいいか」を示すこと。詳しい情報は、別のメモや、安全な場所に任せて、ガイドには、道しるべだけを書きましょう。
ガイドに入れる、6つのブロック
これまでの記事の内容を、ブロックに分けると、整理しやすくなります。
ブロック1:最初に連絡してほしい人
もしものとき、まず連絡してほしい人。家族、親しい友人、仕事関係。15日、16日に作った「基本情報シート」から、持ってこられます。
ブロック2:端末について
スマホやパソコンの、種類と置き場所。ロックの解除方法は、ガイドには書かず、「別の安全な場所にある」とだけ、伝えます。
ブロック3:アカウントについて
使っているサービスの一覧。使っているGoogleアカウントや、Appleアカウント、SNS。6日、7日の記事で紹介した、公式の仕組みを設定しているかも、書いておきます。
ブロック4:お金に関わるもの
ネット銀行、ネット証券、電子マネー、サブスク。10日の「資産メモ」への、案内を書いておきます。暗証番号やパスワードは、書きません。
ブロック5:写真や思い出のデータ
写真が、どこに保存されているか。残してほしいもの、消してほしいものの方針も、ひとこと添えます。
ブロック6:手続きと解約の方法
サブスクの解約や、SNSの削除依頼など、手続きの流れ。公式の案内ページへの、リンクをまとめておくと、家族が、すぐに調べられます。
公式の仕組みを、ガイドに書いておこう
これまでの記事で見てきた、公式の仕組みを、ガイドに書いておくと、家族が、とても助かります。
Googleアカウント
Googleには、アカウントが一定期間使われなかったときに、あらかじめ指定した人へ、お知らせやデータの共有ができる設定があります。設定しているかどうかを、ガイドに書いておきましょう。
https://support.google.com/accounts/answer/3036546?hl=ja
Apple
Appleには、故人アカウント管理連絡先という仕組みがあります。日本では、アクセスの申請に、アクセスキーと、アカウント所有者の死亡が記載された戸籍謄本が必要です。誰を管理連絡先にしたか、アクセスキーをどこに保管したかを、ガイドに書いておきます。
https://support.apple.com/ja-jp/102631
LINEやSNS
LINEは、遺族による引き継ぎができず、削除はお問合せフォームから依頼します。Xは、家族が公式フォームから削除を依頼する流れで、書類の提出が求められます。自分の希望も、あわせて書いておきましょう。
https://guide.line.me/ja/safety/account
AIに、ガイドの骨組みを作ってもらおう
ここで、AIの出番です。ブロックごとに、書く内容を整理してもらいましょう。
質問例1:全体の雛形
- 「家族のための、デジタル遺品お助けガイドの雛形を、作ってください。ブロックは、最初に連絡する人、端末、アカウント、お金、写真、手続きの6つです。パスワードや暗証番号は、書かない形にしてください」
質問例2:やさしい言葉に直す
- 「次のガイドの文章を、パソコンが苦手な家族でも読めるように、やさしい言葉に書き換えてください」
質問例3:抜けをチェック
- 「このガイドに、足りない項目がないか、チェックリストで確認してください」
絶対に入力しないもの
ガイドを作るときも、AIに入力しないものがあります。
- パスワードや、暗証番号
- 口座番号や、カード番号
- 家族の実名や、住所、電話番号
Geminiの公式ヘルプには、設定がオンの場合、人間のレビュアーが一部を確認することがあること、人の目に触れてほしくない機密情報は入力しないよう案内されていることが、書かれています。
https://support.google.com/gemini/answer/13594961?hl=ja
AIに作ってもらうのは、あくまで骨組み。実際の情報は、自分で、書き込みましょう。
ガイドの、渡し方と保管方法
完成したガイドは、どこに置けばいいのでしょう。
- 紙に印刷して、封筒に入れ、家族がわかる場所に置く
- パスワード管理ツールの緊急機能や、信頼できる人への預け方と、組み合わせる
- 「ガイドは、ここにあるよ」と、家族に伝えておく
ガイドの中に、パスワードは書いていないので、仮に誰かに見られても、被害は最小限。この安全性が、ガイドの強みです。
完璧を目指さず、まず「1ページ」から
ここまで読んで、「やることが多すぎる」と感じたかもしれません。大丈夫です。最初は、A4の紙1枚で十分。
- 最初に連絡してほしい人
- 使っている主なサービスの名前
- 資産メモ、エンディングノートの場所
この3つだけ書いて、家族に渡す。それだけで、立派な、お助けガイドの第一歩です。
あとは、少しずつ、書き足していきましょう。年に1回、見直す日を決めておけば、自然と、中身が育っていきます。
まとめ
- お助けガイドは、家族が迷わず動くための、道案内メモ
- 入れるのは、連絡先、端末、アカウント、お金、写真、手続きの6ブロック
- GoogleやAppleなどの公式の仕組みも、設定の有無を書いておく
- AIには、骨組みづくりを手伝ってもらい、パスワードなどは入力しない
- まずは、A4の紙1枚から始める
まずは、「最初に連絡してほしい人」を、紙に1人、書いてみませんか?
デジタル整理や、終活のヒントは、らくらスタイルのブログでも、ご紹介しています。
今日のひとこと
「全部は無理でも、ここから始めてね」の道しるべがあるだけで、家族の心は、ぐっと軽くなりますよ。
らくらスタイルは「日常にもっと便利と、ワクワクを」を目指して、ご相談内容に合わせてお手伝いをいたします。気軽にご連絡ください
明日のタイトルは『外付けハードディスクやUSBの暗号化をAIにわかりやすく教わる』です。お楽しみに! ※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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