流出の後に増える「偽メール・偽SMS」とは?

流出の後に増える「偽メール・偽SMS」とは?

こんにちは。デジタル整理&AI活用を支援しているらくらスタイルです。

「最近、知らない番号からSMSがよく来る…」「荷物の連絡メール、頼んだ覚えがないんだけど」。そんな経験、ありませんか?

実は、個人情報の流出と、偽メール・偽SMSの増加は、つながっていることがあります。漏れたメールアドレスや電話番号は、悪い人たちにとって、「ここに送れば届く」という名簿になるからです。今日は、その仕組みと、基本の守り方をやさしくお話しします。

目次

偽メール・偽SMSって、何をしたいの?

目的は「入力させること」

偽メールや偽SMSの多くは、本物そっくりの偽サイトに誘導して、IDやパスワード、カード番号などを入力させるのが目的です。この手口を「フィッシング」と呼びます。

SMSで届く場合は、「スミッシング」と呼ばれることもあります。名前は覚えなくて大丈夫。「偽の連絡で、入力させようとしてくる」とだけ覚えておけば十分です。

釣りにたとえると

フィッシングは、英語の「釣り(fishing)」に由来するとも言われます。エサをまいて、魚が食いつくのを待つイメージです。

メールやSMSが「エサ」。リンクを押した人が「魚」。わたしたちは、食いつかないことが一番の守りになります。

どれくらい届いているの?

報告件数は、増え続けている

フィッシング対策協議会によると、2025年1年間のフィッシングの報告件数は約245万件。2024年と比べて約1.43倍となり、過去最多でした。これは「フィッシングレポート2026」にまとめられています。

また、2026年7月の1か月だけでも、報告は約6万6千件に上りました。そのうち、約37パーセントは、Amazonをかたるものだったと報告されています。詳しくは、ScanNetSecurityの[2026年7月のフィッシング報告状況](https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2026/08/27/56042.html)で読めます。

ひとことで言えば、特別な人だけが狙われているわけではなく、誰のところにも届きうる、ということです。

流出と、偽メールの関係

名簿が出回ると、狙いやすくなる

流出で漏れたメールアドレスや電話番号は、悪用されることがあります。「このアドレスは実在する」と分かっている名簿は、悪い人にとって使いやすいのです。

ただし、偽メールが全部、流出が原因だとは限りません。適当な番号に、手当たり次第に送っている場合もあります。「偽メールが来た=自分の情報が漏れた」とは限らないので、慌てすぎなくて大丈夫です。

流出のあとは、特に警戒しておく

とはいえ、流出のニュースの後や、お詫びのお知らせが届いた後は、偽の連絡が増えやすい時期です。心構えとして、「しばらくは、いつも以上に疑う」と決めておきましょう。

よくある偽メール・偽SMSのパターン

1. 「お金」に関する連絡

「お支払いに問題があります」「カードが利用停止になりました」。突然お金の話を出して、焦らせてきます。

2. 「荷物」に関する連絡

「不在のため持ち帰りました」「住所が不明です」。ネット通販をよく使う人ほど、うっかり押しやすい手口です。くわしくは、明日の記事でお話しします。

3. 「アカウント」に関する連絡

「ログインが確認されました」「アカウントを停止します」。不安をあおって、リンクを押させようとします。

4. 「当選」や「還付」の連絡

「当選しました」「税金が戻ります」。うれしい話を持ちかけて、気を引くパターンです。

見たらすぐ分かる、3つの「あやしいサイン」

サイン1:急がせる

「24時間以内に」「本日中に」。急がせて、考える時間を奪おうとします。本物の会社は、そんなに追い込みません。

サイン2:リンクを押させる

「こちらから確認してください」。リンクを押す前提で、文章が作られています。

サイン3:心当たりがない

そもそも、そのサービスを使っていない。頼んだ荷物もない。この場合は、完全に偽物と考えて大丈夫です。

ここで、偽メールや偽SMSが届く場面を、日常の例で想像してみましょう。具体的に思い浮かべておくと、実際に届いたとき、すっと冷静になれます。

ある平日の夜。仕事から帰って、ほっとしているところに、スマホが震えます。画面には「お支払い方法に問題があります。24時間以内にご確認ください」。ちょうど、最近カードの利用明細を見ていなかったので、一瞬、不安になります。こういう「ちょうど気になっていたタイミング」に重なるのが、偽メールの怖いところです。

別の日の昼休み。「お荷物のお届けにあがりましたが、ご不在でした」というSMSが届きます。ネット通販で注文した荷物があったような気がして、つい確認したくなる。ここも、「心当たりがありそう」と感じさせるのが、手口の特徴です。

また別の日の朝。「ご利用中のサービスで、不審なログインを検知しました」という連絡。慌てて確認したくなりますが、この「慌てさせる」こと自体が、狙いなのです。

こうして並べてみると、共通点が見えてきます。偽の連絡は、わたしたちの「ちょっと気になる」「心配になる」という気持ちを、うまく利用しているんです。だから、気持ちが動いたときこそ、一度立ち止まるのがコツになります。

では、立ち止まるとき、頭の中でどんな問いかけをすればいいのでしょうか。おすすめは、次の3つです。

問1:「これは、自分から頼んだ連絡かな?」
通販で注文した、サービスに問い合わせた、など、自分が起点になっている連絡なら、本物の可能性があります。心当たりがなければ、一気に警戒レベルが上がります。

問2:「リンクを押さないと、困ることがあるかな?」
押さなくても、公式アプリを開いて確かめれば済むなら、押す必要はありません。本当に大事な連絡なら、公式アプリにも載っているはずです。

問3:「急がせていないかな?」
「今すぐ」「24時間以内に」と急がせる連絡は、一度深呼吸をするサインです。

この3つの問いかけを、スマホのメモに書いておくのも、おすすめです。いざというとき、見返せます。

また、家族や友人との間で、「こんなメールが来たよ」と情報を共有するのも、有効です。同じ手口の連絡が、複数の人に届いていることも多く、話題にするだけで「あ、これ偽物だ」と気づけることがあります。恥ずかしがらずに、気軽に共有してみましょう。

最後に、偽メールや偽SMSを受け取っても、「自分が悪い」と思う必要はまったくありません。届いてしまうのは、止めようがないからです。大事なのは、届いたあとの動き方。リンクを押さず、返信せず、公式の入り口から確かめる。それだけで、ほとんどの被害は避けられます。

届いたときの基本対応

1. 押さない、返信しない

リンクも、電話番号も、押したり、かけたりしません。返信もしないでください。「この番号は使われている」と教えることになってしまいます。

2. 公式アプリで確かめる

心当たりがあるサービスなら、公式のアプリやブックマークから開いて、お知らせを確認します。

3. 消して、迷惑報告をする

スマホの機能で、迷惑メールや迷惑SMSとして報告しておけば、次から振り分けてくれる場合もあります。

もしも押してしまったら

入力していなければ、慌てなくて大丈夫

リンクを押しただけで、入力はしていない場合。多くの場合は、すぐに大きな被害にはつながりません。ブラウザを閉じて、様子を見ましょう。

入力してしまったら、すぐ動く

パスワードを入力したなら、そのサービスと、同じパスワードを使っている他のサービスの両方を、すぐに変更します。カード番号を入れたなら、カード会社にすぐ連絡します。迷ったら、消費者ホットライン188が相談先になります。

めんどくさがりの視点

全部のメールを疑うのは、疲れますよね。だから、「リンクは押さない」「公式の入り口から入る」という、たった2つのルールだけで十分です。

判断しない、というのが一番ラクで確実な守り方です。

まとめ

  • 偽メール・偽SMSは、本物そっくりの偽サイトに誘導して、入力させるのが目的
  • 流出の後は、増えやすい時期。ただし、偽メール=流出とは限らない
  • パターンは、お金、荷物、アカウント、当選の4つ
  • あやしいサインは、急がせる、リンクを押させる、心当たりがない
  • 押さない、返信しない、公式の入り口から確かめる
  • 入力してしまったら、すぐにパスワードの変更とカード会社への連絡を

今日のひとこと

家族や友人にも、「こういうメールが来たら押さないでね」と、一言伝えておくと安心です。身近な人が被害に遭うのを防ぐことが、自分の安心にもつながりますよ。

らくらスタイルは「日常にもっと便利と、ワクワクを」を目指して、ご相談内容に合わせてお手伝いをいたします。気軽にご連絡ください

ほかの記事は、[らくらスタイルのブログ](https://rakura.net/blog/)でもどうぞ。

明日のタイトルは『宅配便・銀行・通販を名乗る偽SMSの見分け方』です。お楽しみに! ※内容が変更になった場合はご容赦ください。

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流出の後に増える「偽メール・偽SMS」とは?

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