こんにちは。デジタル整理&AI活用を支援しているらくらスタイルです。
メールの受信箱に、こんな件名が届いたら、どうしますか?
「個人情報の漏えいに関するお詫びとお知らせ」
心臓がドキッとしますよね。わたしも、初めて見たときは、思わず画面を二度見しました。そして、いちばん危ないのは、このドキッとした瞬間。慌てて、メールの中のリンクを押してしまうことです。
今日は、お詫びのお知らせが届いたときに、落ち着いて動くための「確認の3手順」をお伝えします。
まず大前提:そのメール、本物とは限らない
偽のお知らせも出回っている
流出のお詫びを装って、「パスワードの再設定はこちら」とリンクを送りつける偽メールがあります。慌てている人ほど、だまされやすいからです。
偽サイトに入力してしまった場合は、すぐにパスワードを変更し、同じパスワードを使っているサービスも含めて変えること。クレジットカード会社や金融機関への連絡も大切です。国民生活センターの[見守り情報](https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen479.html)でも、偽メールへの注意が呼びかけられています。
本物かどうかは、メールだけでは決められない
差出人の名前や、文面がそれっぽいかどうかでは、見分けがつきません。偽物は、本物をかなり上手にまねているからです。
だから、見分けようと頑張るより、「メールの中のリンクは押さない」と決めてしまうほうが、ずっと確実でラクです。
確認の3手順
手順1:メールのリンクは押さずに、公式の入り口から確かめる
その会社のサービスを、普段どうやって開いていますか? アプリですか? ブックマークですか?
それと同じ方法で、サービスを開きます。メールのリンクではなく、自分がいつも使っている入り口から入ること。これが一番の基本です。
家に「書留が届いています」という紙が入っていたら、その紙に書いてある番号ではなく、自分で調べた郵便局の電話番号にかけますよね。それと同じ考え方です。
サービスの公式サイトやアプリに、「お知らせ」や「重要なお知らせ」の欄があれば、そこに同じ内容が載っているはずです。載っていなければ、メールは偽物かもしれません。
手順2:何が漏れたのか、確認する
本物の連絡であれば、次の点が書かれているはずです。
- 漏れた可能性のある情報(氏名、メールアドレス、パスワードなど)
- 漏れた時期
- 会社が取った対応
- 利用者にお願いしたいこと
このうち、「パスワードが含まれているか」「クレジットカードの情報が含まれているか」は、特に重要です。含まれていれば、対応の優先度が一気に上がります。
手順3:自分がやることを、順番にやる
書かれていた内容に応じて、次のように動きます。
パスワードが漏れた可能性があるとき
そのサービスのパスワードを、新しいものに変更します。もし、同じパスワードを他のサービスでも使っていたら、そちらも変えます。変更は、公式のアプリやブックマークから開いたページで行ってください。
カード情報が含まれていたとき
カード会社に連絡して、状況を伝えます。カードを新しくしてもらう、利用を一時止めてもらう、といった対応が受けられることもあります。連絡先はカードの裏面に書いてあります。
メールアドレスや電話番号だけのとき
すぐにお金の被害につながる可能性は低めです。ただ、このあと、偽メールや偽SMSが増えるおそれがあります。知らない差出人のメッセージには、いつも以上に注意しましょう。この話は、明日の記事でくわしくお伝えします。
迷ったときの相談先
消費者ホットライン「188」
「これ、本物かな?」「だまされたかも」と思ったら、消費者ホットライン188に電話すれば、最寄りの消費生活センターにつながります。ひとりで悩まず、気軽に相談してみてください。
その会社の問い合わせ窓口
連絡先は、メールに書かれたものではなく、公式サイトに載っているものを使います。メールに書かれた番号や、リンク先の窓口は、偽物の可能性があるからです。
3手順を、実際の場面に当てはめて、もう一度おさらいしてみましょう。
たとえば、朝の通勤電車の中で、スマホに「お詫びとお知らせ」というメールが届いたとします。心臓がドキッとしますよね。でも、ここで電車の中で返信したり、リンクを押したりする必要は、まったくありません。
まず、深呼吸。メールは開いたままでも、閉じても構いません。大事なのは、メールの中身に、すぐ反応しないことです。
次に、家や職場に着いて落ち着いたら、そのサービスの公式アプリを開きます。アプリがなければ、ブックマークから公式サイトを開きます。メールではなく、いつもの入り口から入ることがポイントです。
公式の「お知らせ」の欄に、同じ内容が載っているかを確認します。載っていれば、メールも本物の可能性が高まります。載っていなければ、偽物かもしれません。ただし、公式サイトへの掲載が遅れている場合もあるので、ひとまず「保留」にして、慌てないでください。
内容を確認して、パスワードの変更などが必要なら、公式の画面から行います。これで、3手順は完了です。
ここで、よくある疑問にお答えします。
疑問1:メールの差出人が、いつも使っているサービスの名前だったら、本物では?
差出人の名前は、簡単にまねできます。名前が同じだから本物、とは限りません。だから、差出人の名前より、「リンクを押さずに、公式の入り口から確かめる」ことを優先してください。
疑問2:メールの文章が、とても丁寧で、日本語も自然だったら?
最近の偽メールは、日本語がとても自然なものも増えています。文章がきれいだから安全、とは言えません。見た目や文章に頼らず、行動のルールで守るほうが、確実です。
疑問3:お詫びのお知らせが、郵便で届いたら?
郵便で届く場合も、あります。この場合も、書かれている電話番号やウェブサイトを、すぐに信じるのではなく、公式サイトに載っている連絡先と見比べてから、連絡するのが安心です。
疑問4:対応が遅れてしまったら?
お知らせが届いてから、数日たってしまった、という場合もあるでしょう。気づいた時点で、すぐに手順を進めれば大丈夫です。「遅かったかも」と自分を責めるより、今から動くことのほうが大切です。
疑問5:複数のサービスから、続けてお知らせが届いたら?
これは、少し不安になりますよね。ただ、一度にまとめて対応しようとすると、疲れてしまいます。優先順位をつけて、お金に関わるものから順番に、ひとつずつ片付けていきましょう。
また、お知らせが届いた後は、しばらくの間、いつもより少し慎重に過ごすのがおすすめです。流出の後は、偽メールや偽SMSが増えやすい時期でもあります。この話は、明日の記事でくわしくお伝えします。
最後に、お詫びのお知らせが届いたとき、「自分は何も悪くない」という点も、忘れないでください。会社側の事故であり、あなたの落ち度ではありません。落ち着いて、できることを順番にやる。それだけで、十分です。
やってはいけないこと
リンクを押して、そのままログインする
慌てたときほど、やりがちです。いったん手を止めて、公式の入り口から入り直しましょう。
返信して「本物ですか?」と聞く
偽メールに返信すると、「このアドレスは使われている」と相手に教えることになります。返信はしないでください。
放置する
本物の連絡なのに、無視してしまうのも危険です。「公式の入り口から確認する」ことだけは、必ずやりましょう。
めんどくさがりの視点
3手順を覚えるのが大変なら、たった一つだけ覚えておけば大丈夫です。「メールのリンクは押さない」。これだけ。
あとは、公式のアプリやブックマークから入って、お知らせを確認すれば済みます。ラクで確実な方法ですよね。
まとめ
- お詫びのお知らせを装った偽メールも、世の中には出回っている
- 手順1:メールのリンクは押さず、公式のアプリやブックマークから確かめる
- 手順2:何が漏れたのかを確認する
- 手順3:パスワードの変更やカード会社への連絡など、やることを順番にやる
- 迷ったら、消費者ホットライン188に相談する
- 返信や放置は避ける
今日のひとこと
よく使うサービスは、スマホのホーム画面に公式アプリを置いておくか、ブラウザにブックマークしておきましょう。「いつもの入り口」を決めておくだけで、偽物に引っかかる確率がぐっと下がります。
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明日のタイトルは『流出の後に増える「偽メール・偽SMS」とは?』です。お楽しみに! ※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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