こんにちは。デジタル整理&AI活用を支援しているらくらスタイルです。
仕事のパソコンの中、ちょっと想像してみてください。
どのフォルダに、何が入っているか。どのクラウドに、どの資料があるか。どのサービスに、誰のアカウントでログインしているか。自分にとっては「当たり前」でも、ほかの人から見たら、まるで迷路ですよね。
もしものとき。病気、異動、退職、長期のお休み。そんなとき、「あれ、どこにあるの?」と、同僚や家族が困ってしまうのは、避けたいところです。ご相談の中でも、「自分しか知らない仕事のデータが多すぎる」という声を、よく耳にします。
今日は、仕事用の引き継ぎメモを、AIの力でパパッと作る方法を紹介します。完璧でなくて大丈夫。「地図の下書き」を作る気持ちで、読み進めてください。
引き継ぎメモって、何のため?
ひとことで言うと、「自分がいなくても、仕事が止まらないようにするための地図」です。
たとえ話で言うと
料理のレシピと、同じです。作る人が変わっても、レシピがあれば、同じ味に近づけられますよね。仕事の引き継ぎメモは、そのレシピにあたります。
あると助かる場面
- 突然の病気や、入院
- 部署の異動や、配置換え
- 退職や、転職
- 長期の休暇や、育児・介護の休み
そして、デジタル終活の視点でも、とても大切。仕事用の情報は、プライベートとは別に、きちんと残しておくことで、関係者の負担を減らせます。
引き継ぎメモに書く、5つの項目
初心者でも作れるよう、項目を絞ります。
項目1:仕事の全体像
担当している仕事の名前と、ざっくりした内容。「毎月やること」「年に1回やること」「困ったときの連絡先」の3つに分けると、読みやすくなります。
項目2:データの置き場所
どのフォルダ、どのクラウドに、何が入っているか。場所の「住所」を、一覧にします。
項目3:使っているサービス
仕事で使っているツールの名前。メール、チャット、ファイル共有、会計ソフトなど。ログインの情報そのものは書かず、「どんなサービスを使っているか」だけを、メモします。
項目4:連絡先・関係者
取引先や、社内の関係者。誰に、何を聞けばいいかが、わかるようにします。
項目5:定期的な作業の手順
毎月の請求や、定例の報告など、くり返す作業は、簡単な手順を書いておくと、助かります。
AIに、メモの下書きを作ってもらう
項目がわかったら、AIの出番です。実際の中身は入れずに、「型」だけ作ってもらいましょう。
質問例1:雛形を作る
- 「仕事の引き継ぎメモの雛形を、表の形で作ってください。項目は、仕事の全体像、データの置き場所、使っているサービス、連絡先、定期作業にしてください」
質問例2:書き方のコツを聞く
- 「引き継ぎメモを、初めて読む人にもわかりやすくするための、書き方のポイントを5つ教えてください」
質問例3:抜けをチェックする
- 「引き継ぎメモに、書き忘れやすい項目を、チェックリストにしてください」
仕事の情報は、AIに入力しない
ここは、特に注意が必要です。取引先の名前、顧客の情報、社内の機密は、AIに入力しないでください。Geminiの公式ヘルプにも、人の目に触れてほしくない機密情報は入力しないよう書かれています。
また、会社には、AIの利用についてのルールがあるかもしれません。仕事でAIを使う前に、会社のルールを、必ず確認しましょう。
Googleドライブの「オーナー権限」を知っておこう
仕事で、Googleドライブを使っている人は、「ファイルのオーナー」という考え方を、知っておくと安心です。
Googleの公式ヘルプによると、ファイルの所有権(オーナー)は、共有している相手に譲渡できます。手順は、次のとおりです。
- ファイルを右クリックして「共有」を選ぶ
- 対象のユーザー名の横にある下矢印をクリックする
- 「オーナー権限の譲渡」を選ぶ
https://support.google.com/drive/answer/2494892?hl=ja
知っておきたい注意点
公式ヘルプには、次のような注意点も書かれています。
- オーナー権限を譲渡できるのは、ファイルやフォルダを共有している相手のみ
- フォルダのオーナーを変えても、フォルダ内のファイルのオーナーは、自分のまま
- 譲渡を依頼しても、相手が承諾するまでは、オーナーは変わらない
つまり、「フォルダごと渡せばOK」ではありません。中のファイルも、あわせて確認が必要です。引き継ぎメモに、「オーナー権限の確認が必要なファイル」を書いておくと、あとが楽になります。
メモを、どこに置く?
引き継ぎメモは、「必要なときに、必要な人が見られる場所」に置くのが基本です。
- 会社のルールに沿った、共有の場所に置く
- 上司や、信頼できる同僚に、場所を伝えておく
- 更新したら、古いものと入れ替える
個人のスマホや、自宅のパソコンに、会社の情報を置いておくのは、避けましょう。置き場所は、会社のルールが最優先です。
続けるコツ:月に1回、5分だけ更新
メモは、作って終わりではありません。仕事は、日々変わっていくからです。
月に1回、5分だけ見直す習慣をつけましょう。
- 新しく増えた仕事は、ないか
- 使わなくなったサービスは、ないか
- 担当者や、連絡先に変わりはないか
カレンダーに「引き継ぎメモ更新」と入れておけば、忘れにくいですよ。
よくある悩みと、その解き方
「忙しくて、メモを書く時間がない」
いきなり立派なメモを作ろうとすると、時間がかかります。おすすめは、「普段の仕事の合間に、1行ずつ足す」方法です。ファイルを探したついでに、「この資料は、ここにある」と1行メモする。それだけで、1か月後には、立派な地図になっています。
「自分の仕事は特殊で、説明しにくい」
そんなときこそ、AIの出番。「この作業を、初めての人にわかるように説明するには、どんな質問に答えればいいですか?」と聞いてみましょう。AIが質問を出してくれるので、それに答えるだけで、メモの骨組みができあがります。インタビューを受けているような感覚です。
「会社の情報を、メモにしていいのか不安」
その感覚は、とても大切です。会社の機密に関わる内容は、ルールに沿った場所で、ルールに沿った形で残しましょう。迷ったら、上司や、情報管理の担当者に確認するのが、いちばん確実です。
引き継ぎメモは、自分を守るお守りにもなる
メモがあると、困るのは「残される人」だけではありません。自分自身も、助かります。
- 休暇中に、連絡が来にくくなる
- 異動のときに、慌てずに済む
- 自分の仕事を、客観的に見直せる
「休みを取りやすくなる」というのが、いちばんの効果かもしれません。めんどくさがりの人ほど、メモを作ったあとの楽さを、実感できると思います。
まとめ
- 引き継ぎメモは、「自分がいなくても仕事が止まらない」ための地図
- 書く項目は、仕事の全体像、置き場所、サービス、連絡先、定期作業の5つ
- AIには、雛形づくりを手伝ってもらい、仕事の中身は入力しない
- Googleドライブのオーナー権限は、共有相手にのみ譲渡できる。フォルダ内のファイルは別に確認する
- 月に1回、5分だけ見直す
まずは、「担当している仕事を、3つ書き出す」ところから始めてみませんか?
仕事のデジタル整理や、AI活用の相談は、らくらスタイルのブログも、のぞいてみてください。
今日のひとこと
「自分にしかできない仕事」を、「みんなができる仕事」に変える。それが、いちばん楽な働き方につながりますよ。
らくらスタイルは「日常にもっと便利と、ワクワクを」を目指して、ご相談内容に合わせてお手伝いをいたします。気軽にご連絡ください
明日のタイトルは『AIと一緒に下書きする「もしもの時の業務連絡ガイド」』です。お楽しみに! ※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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