こんにちは、デジタル整理アドバイザーの「らくらスタイル」です。
突然ですが、あなたのパソコンのデスクトップ、今どんな状態になっていますか?
「アイコンやファイルでごちゃごちゃ…」
「どこに何があるか、自分でもよく分からない」
「『あとで整理しよう』と思って作った『無題のフォルダ』だらけ」
もし、そんな状態だとしたら。
実はそれ、あなたが思っている以上に、日々の作業効率や集中力をこっそり奪っている「見えないコスト」になっているかもしれません。
「分かっているけど、片付けるのが面倒で…」
その気持ち、痛いほどわかります。
何を隠そう、この「らくらスタイル」も、根はものすごい面倒くさがり。だからこそ、「どうすればもっと楽に、快適になるか」を追求するのが得意なんです。
デジタル整理と聞くと、なんだか大事(おおごと)に感じて、つい後回しにしてしまいますよね。
でも、ご安心ください。
今日あなたに最初に取り組んでほしいのは、「片付け」ではありません。
たった一つ、クリック(あるいはキー操作)を数回するだけ。
「今のデスクトップのスクリーンショットを撮る」
ただ、それだけです。
「え、それだけ?」と思われたかもしれません。
ええ、それだけです。
でも、この「たったそれだけ」の作業が、これから始まる快適なデジタルライフへの、最高に重要な第一歩になるのです。
なぜ、いきなり片付け始めてはいけないの?
多くの方が陥りがちなのが、「よし、片付けるぞ!」と意気込んで、いきなりファイルの削除や移動を始めてしまうこと。
もちろん、その意気込みは素晴らしいんです。
ですが、ちょっと待ってください。
ゴールが見えないマラソンの辛さ
皆さんは、ゴールがどこにあるか分からないマラソンを走りたいと思うでしょうか?
おそらく、ほとんどの方が「走りたくない」と答えるはずです。
どこまで走ればいいのか、今自分がどのくらい進んでいるのかが分からないと、モチベーションを保つのはとても難しいですよね。
デジタルの整理も、これとまったく同じです。
「今の散らかった状態」というスタート地点をしっかり記録しておかないと、「どれだけキレイになったか」「どれだけ効率が上がったか」という成果が実感しにくいのです。
「とりあえず」の整理がリバウンドを生む
「とりあえずこのファイルは『一時保管』フォルダに…」
「これは『あとで見る』に入れておこう…」
こんな風に「とりあえず」で始めてしまうと、結局は「一時保管」フォルダが新しいゴミ箱のようになってしまい、数週間後には元のごちゃごちゃ状態に逆戻り…なんてことも。
いわゆる「リバウンド」ですね。
これでは、せっかく使った時間も労力も、もったいないですよね。
私たち(らくらスタイル)が面倒くさがりだからこその提案
完璧主義者でありながら面倒くさがり。
そんな「らくらスタイル」だからこそ、無駄な努力は大嫌いです。
やるなら、最小限の力で、最大限の効果を、しかも「楽しく」出したい。
だからこそ、いきなり大変な作業(片付け)はしません。
まずは「現状把握」。
これこそが、面倒くさがり屋さんのための、最も効率的で「楽」なスタートダッシュなのです。
「現状把握」こそがデジタル整理の最強のスタートダッシュ
では、なぜ「スクリーンショットを撮る」という現状把握が、それほどまでに重要なのでしょうか。
まずは「敵」を知ることから
孫子の兵法にも「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とありますが、これはデジタル整理にも通じます。
(ちょっと大げさなたとえ話でしたね)
つまり、自分が今「何に困っているのか」「どれくらい散らかっているのか」を客観的に見つめることが、解決への最短ルートだということです。
スクリーンショットを撮って、その画像をまじまじと眺めてみてください。
「ああ、やっぱりダウンロードしたファイルがそのまま置かれているな」
「同じような名前のファイルがいくつもある…」
「ショートカットだらけで、どれが本物か分からない」
そんな風に、問題点が具体的に見えてくるはずです。
スクリーンショットが「未来の宝物」になる理由
そして、このスクリーンショット。
今は「見たくもない散らかったデスクトップ」の証拠写真かもしれません。
ですが、1ヶ月後。
このブログで紹介していく「らくらスタイル」流のデジタル整理術を少しずつ実践していただいた後、もう一度この写真を見てみてください。
そこには、見違えるようにスッキリしたデスクトップを手に入れたあなたと、過去の散らかったデスクトップの「ビフォー」写真があるはずです。
この「ビフォー」写真こそが、あなたの頑張りを証明する「宝物」に変わる瞬間です。
成果の可視化がモチベーション維持の鍵
ダイエットや筋トレで、ビフォーアフターの写真を撮るのと同じです。
数字(体重や体脂肪率)の変化も大事ですが、見た目の変化(写真)は、何よりも雄弁に成果を語ってくれます。
「うわ、私、こんなに散らかった状態でよく頑張ってたな」
「こんなにキレイになった!すごい!」
この達成感こそが、「キレイな状態を維持しよう」という、次へのモチベーションに繋がる一番のガソリンなのです。
だから、今日撮るこの一枚は、未来の自分への最高のエールになるんですよ。
超簡単!デスクトップのスクリーンショットを撮る方法
さて、現状把握の大切さがお分かりいただけたところで、早速スクリーンショットを撮ってみましょう。
パソコン操作が苦手な方でも絶対に大丈夫。
お使いのパソコンに合わせて、以下の方法を試してみてください。
パソコン操作が苦手でも大丈夫
今からご紹介する方法は、キーボードの特定のキーを押すだけ、あるいは簡単なツールを呼び出すだけです。
深呼吸して、リラックスして試してみてくださいね。
Windows (10/11) の場合:PrintScreenキー
一番手軽な方法です。
- キーボードの右上あたりにある 
[PrintScreen](または[PrtScn]、[PrtSc]などと書かれています)キーを1回押します。- ※ノートパソコンの場合は、
[Fn]キーと同時に押す必要があるかもしれません。 
 - ※ノートパソコンの場合は、
 - これだけで、画面全体の画像が「クリップボード」という目に見えない場所に一時的にコピーされました。
 - 次に、画像編集ソフト(例えば「ペイント」アプリ)を開きます。
 - 「ペイント」が起動したら、
[Ctrl]キーを押しながら[V]キーを押します(貼り付け)。 - デスクトップ全体の画像が貼り付けられたら、メニューから「ファイル」→「名前を付けて保存」を選んで、保存します。
 
Windows の場合:Snipping Tool (切り取り&スケッチ)
「PrintScreenキーが見当たらない!」「もっと簡単に保存したい!」という方には、こちらの方法がおすすめです。
[Windows]キー +[Shift]キー +[S]キーを同時に押します。- 画面が少し暗くなり、上部に小さなメニューが表示されます。
 - 一番左にある「四角形の領域切り取り」が選ばれていることを確認し、マウスでデスクトップ全体をドラッグ(クリックしたまま引っ張る)して囲みます。
 - マウスを離すと、自動的に画像がコピーされ、画面右下に通知が出ます。
 - その通知をクリックすると編集画面が開き、すぐに保存ボタン(フロッピーディスクのアイコン)を押して保存できます。
 
もっと詳しい使い方は、Microsoftの公式ページでも確認できますので、安心してくださいね。
Snipping Tool を使ってスクリーンショットをキャプチャする(Microsoft サポート)
Mac の場合:shift + command + 3
Macをお使いの方は、さらに簡単です。
[shift]キー +[command]キー +[3]キーを同時に押します。- 「カシャッ」というシャッター音と共に、デスクトップ全体が撮影されます。
 - 撮影された画像は、自動的にデスクトップ(!)に保存されます。
 
※もしデスクトップに保存されると「ビフォー」写真でデスクトップがさらに散らかってしまう!と気になる方は、[shift] + [command] + [4] で範囲指定をして撮影し、クリップボードに保存([Control]キーも同時押し)することもできます。
Mac でスクリーンショットを撮る方法(Apple サポート)
撮った画像はどこへ?
さて、無事に撮影はできましたか?
もし「デスクトップに保存」された場合、ビフォー写真がデスクトップにあるのは少し皮肉な感じがしますね。
でも、大丈夫。次のステップで、その写真を安全な場所へ移動させましょう。
【重要】撮ったスクショを「未来の自分」へ送る
スクリーンショットは、撮って終わりではありません。
これを「未来の宝物」にするために、大切な「保存」という作業が待っています。
といっても、これも簡単なステップです。
「ビフォー」フォルダを作って保存しよう
まずは、保存場所を決めます。
「ドキュメント」フォルダの中や、「ピクチャ」フォルダの中が良いかもしれませんね。
そこに、新しくフォルダを一つ作ってみましょう。
フォルダ名は、ズバリ
「デジタル整理ビフォーアフター」
といった、分かりやすい名前がおすすめです。
そして、そのフォルダの中に、先ほど撮ったスクリーンショットの画像を移動、または保存します。
ファイル名も工夫しよう
どうせなら、ファイル名も分かりやすくしておくと、未来の自分が見返したときに「ああ、これか!」とすぐに分かります。
おすすめのファイル名は、
「20251102_デスクトップビフォー.png」
というように、「日付」と「ビフォーであることが分かる名前」を付けることです。
(Macで自動保存された場合は、ファイル名に日付がすでに入っているので、そのままでも大丈夫ですよ)
なぜ「保存」が大切なのか
面倒くさがりな私たちは、「まあ、いいか」とデスクトップに置きっぱなしにしがちです。
ですが、これからデスクトップを整理していく過程で、この「ビフォー」写真まで間違って消してしまったら…元も子もありません。
必ず「ここなら安全」という、決まったフォルダ(未来の宝箱)に、きちんとしまっておいてください。
これは、未来の自分への大切な「仕込み」です。
想像してみてください。1ヶ月後のあなたのデスクトップ
今はまだ、ごちゃごちゃしたデスクトップかもしれません。
ですが、この「らくらスタイル」のブログ(https://rakura.net/blog/)で、明日から少しずつ、誰でもできる「楽」な整理術をご紹介していきます。
探し物ゼロの快適さ
1ヶ月後。
あなたのパソコンのデスクトップは、スッキリと片付いています。
壁紙がちゃんと見えている状態です。
「あのファイル、どこに置いたかな…」と探し物をする時間は、もうありません。
仕事がサクサク進む感覚
必要なファイルに一瞬でアクセスできる。
頭の中もクリアになり、目の前の作業に集中できる。
パソコンを開くのが憂鬱だった毎日から、パソコンを開くのが少し楽しみになる毎日へ。
そんな変化が待っています。
「ビフォー」写真が笑い話になる日
そして、今日撮った「ビフォー」写真。
「うわー、1ヶ月前はこんなにひどかったんだ(笑)」
そう笑いながら、自分の成長を実感できる日が、必ず来ます。
「らくらスタイル」が目指すのは「頑張らない」デジタル整理
私たちは、デジタル整理を「苦行」だとは思いません。
むしろ、日々の面倒な作業を「楽」に、そして「楽しく」するための、ちょっとしたゲームやパズルのようなものだと捉えています。
私も新潟で試行錯誤してきました
この「らくらスタイル」は、新潟という地で、日々どうすればITやデジタルをもっと身近に、もっと便利に使えるかを考え、試行錯誤しています。
難しい専門用語は使いません。
パソコンが苦手な方の目線で、「これならできそう」と思えることだけを、丁寧にお伝えしていきます。
AI技術も活用して、もっと楽に
最近は、AI(人工知能)もどんどん賢くなっています。
面倒な作業は、できるだけパソコンやAIに任せてしまいましょう。
私たちは、もっとクリエイティブで「楽しい」ことに時間を使うべきです。
そんな「楽」をするためのヒントも、これからたくさんご紹介していきますね。
まずは今日、その第一歩を踏み出せたご自身を、ぜひ褒めてあげてください。
スクリーンショットを撮る。
たったこれだけですが、素晴らしいスタートです。
💻 まとめ
今日、あなたに実行していただきたいのは、たったこれだけです。
- 今の「ごちゃごちゃしたデスクトップ」のスクリーンショットを撮る。
 - 「デジタル整理ビフォーアフター」といった名前のフォルダを作る。
 - 撮った画像を、分かりやすい名前(例:日付_ビフォー)を付けて、そのフォルダに保存する。
 
これで、未来への準備は万端です!
いきなり片付けようとせず、「現状把握」から始める。
これが「らくらスタイル」流、リバウンドしないデジタル整理の第一歩です。
💡 今日のひとこと
最近のAIは本当に賢くて、私たちが撮った写真や保存したファイルの中身を、AIが自動で理解して「これは風景」「これは書類」とタグ付けしてくれる機能も進化しています。
いつの日か、私たちが「ビフォー」と名付けなくても、AIが「これは整理前のデスクトップですね」と教えてくれる日が来るかもしれません。
そんな未来の「楽」を想像するのも、また楽しいですね。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
明日のタイトルは
「デスクトップに置いていいのは3つだけ!「ショートカット・作業中・一時保管」フォルダ活用術」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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