Googleドライブを開いた瞬間、うんざりした気分になったことはありませんか?
ずらりと並んだ、同じ形の、同じグレー色のフォルダたち。
「請求書」「写真」「会議資料」「2024年案件」……。
文字を一つひとつ読んでいかないと、目当てのフォルダが見つからない。似たような名前のフォルダがあって、どっちが最新か分からない。急いでいる時に限って、目的のファイルにたどり着くまでに何度もクリックを繰り返して迷子になる。
これはあなたの整理能力が低いからではありません。「見た目が全部同じ」だから脳が疲れてしまうのです。
人間は、文字よりも「色」や「形」を認識する方が圧倒的に早い生き物です。
今日は、完璧主義だけど面倒くさがりな私が実践している、**「文字を読まずに直感でクリックできる」**Googleドライブの整理術をご紹介します。フォルダ構成をいじらなくても、見た目を変えるだけで劇的に使いやすくなりますよ。
そもそも、なぜドライブは「汚く」見えるのか
パソコンのフォルダ整理が苦手な人の画面を見ると、大抵が「デフォルト(初期設定)のまま」です。
WindowsでもMacでも、そしてGoogleドライブでも、フォルダのアイコンは基本的に同じ色(グレーや黄色、青など)で統一されています。これは「整っている」ように見えて、実は脳にとっては「見分けがつかない」状態なんです。
スーパーで野菜を買う時、文字を見なくても「赤いからトマト」「緑だからキュウリ」と判断しますよね? それと同じことをGoogleドライブでもやればいいんです。
フォルダに色を塗るだけで解決します
Googleドライブには、標準機能としてフォルダの色を変える機能が備わっています。意外と使っていない人が多いのですが、これを使うだけで視認性が爆上がりします。
ステップ1:色を変えたいフォルダを選ぶ
まず、Googleドライブの画面を開きます。色を変えたいフォルダの上で「右クリック」をしてください。
ステップ2:「整理」から色を選ぶ
メニューが出てきます。その中にある「整理」という項目にマウスを合わせると、さらに「フォルダの色」というパレットが出てきます。(※古い表示形式の場合は、直接「色を変更」というメニューがあることもあります)
そこから好きな色を選んでクリックするだけです。
ステップ3:自分なりの色ルールを決める
ただ闇雲にカラフルにするだけでは、逆に目がチカチカしてしまいます。「らくらスタイル」のおすすめは、自分なりの「意味」を持たせることです。
- 赤色:【最重要】締め切りが近い案件、進行中のプロジェクト
- 青色:【完了】終わった仕事、過去のアーカイブ
- 緑色:【プライベート】写真や個人のメモ
- 黄色:【経理】請求書や領収書など、お金に関係するもの
こうしてルールを決めておくと、画面を開いた瞬間に「あ、今の優先順位は赤色のフォルダだな」と、理屈抜きで脳が理解してくれます。文字を読む前に手が動くようになるので、毎日の数秒のロスがなくなります。
「スター」機能で特別扱いする
色分けと合わせて使いたいのが「スター」機能です。これはWebブラウザの「ブックマーク」やお気に入りと一緒です。
何層にも深い階層にあるフォルダ(例:仕事 > 2024年 > 12月 > A社プロジェクト)を開くために、毎回カチカチとクリックしていくのは面倒ですよね。
よく使うフォルダには「スター」を付けて、特等席に呼び出しましょう。
ステップ1:よく使うフォルダにスターを付ける
対象のフォルダの上で「右クリック」し、「整理」メニューの中から「スターを付ける」を選びます。
すると、フォルダ名の横に小さな星マークがつきます。
ステップ2:スター付きフォルダだけを表示する
画面の左側にあるメニューを見てください。「マイドライブ」の下の方に「スター付き」という項目があります。
ここをクリックすると、先ほどスターを付けたフォルダだけが集まっています。
まるでショートカットのように使えるので、深い階層にあるフォルダでも一発でアクセス可能です。用事が終わったら、また右クリックで「スターを外す」を選べばいいだけ。
「今月よく使うフォルダ」だけをスター付きにしておけば、常にスッキリしたデスクで作業しているような感覚になれます。
フォルダ名に「数字」を入れて並び替える
最後に、もう一つだけ小技を紹介します。
Googleドライブは通常、フォルダ名の「あいうえお順(アルファベット順)」で並びます。でも、一番よく使う「経理」フォルダが「け」だからといって下の方にあるのは不便ですよね。
そんな時は、フォルダ名の頭に数字をつけましょう。
01_進行中02_経理03_資料99_アーカイブ
このように名前を変更(右クリック→名前を変更)すると、数字の若い順に上からきれいに並びます。色分けと組み合わせれば、最強の整理整頓になります。
詳しい操作方法はGoogleの公式ヘルプにも載っていますが、まずは「右クリックして色を変える」。これだけで世界が変わります。
まとめ
フォルダ整理のために、難しい整理術を学ぶ必要はありません。
- デフォルトのグレー一色は脳に負担をかける。
- 右クリックで「フォルダの色」を変えて、直感的に区別する。
- 「進行中は赤」「完了は青」など、自分ルールを作る。
- よく使うフォルダには「スター」を付けて、一発アクセスできるようにする。
画面がカラフルに整理されていると、仕事のモチベーションも少しだけ上がります。「事務的でつまらない画面」を「自分だけの使いやすいコクピット」に変えてみませんか?
「Googleドライブの容量がいっぱいで困っている」「共有の方法がわからない」など、デジタル周りのお悩みがあれば、ぜひ「らくらスタイル」のブログ(https://rakura.net/blog/)や公式サイト(https://rakura.net)を覗いてみてください。新潟から、あなたの「困った」を「楽」にするヒントをお届けしています。
今日のひとこと
フォルダに色をつける時、実は「絵文字」をフォルダ名に入れるのもおすすめです。Windowsなら「Windowsキー + .(ピリオド)」、Macなら「Command + Control + Space」で絵文字パレットが出ます。「📷写真」「💰請求書」のようにアイコンをつけると、もはや文字を読む必要すらなくなりますよ。デジタルの世界くらい、遊び心を持って楽しく使いましょう!
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
明日のタイトルは
「大掃除のBGMもYouTubeで!作業がはかどる「再生リスト」の作り方と広告なしの快適さ」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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