「ちょっと前の旅行の写真見せてよ」
友人や家族にそう言われて、スマホの画面をひたすらシュッシュッとスクロールし続けた経験はありませんか?
「あれ、おかしいな。もっと前だっけ?いや、もっと後か…」
何千枚、何万枚と溜まった写真の中からお目当ての一枚を探すのは、砂漠で落とした指輪を探すようなものです。見つからないまま「あとで送るね」と誤魔化して、結局送らないまま忘れてしまう。そんなことの繰り返しではないでしょうか。
几帳面な方は「アルバム機能」を使って整理しようと試みるかもしれません。でも、写真を撮るたびに分類するなんて、私のような面倒くさがりには絶対に無理です。3日で挫折する自信があります。
そこで登場するのが「Googleフォト」です。このアプリの真骨頂は、保存容量ではなく、恐ろしいほど優秀な「AI検索機能」にあります。
今日は、写真を一枚も整理せずに、一瞬で探したい写真を見つける魔法のような方法をお伝えします。
整理整頓はAIが勝手にやってくれています
私たちが寝ている間も、GoogleのAIは働いています。
あなたがGoogleフォトに写真をアップロードした瞬間、AIはその写真に何が写っているかを解析しています。「これは猫」「これはラーメン」「これは海」「これは笑顔」といった具合に、勝手にタグ付けをしてくれているのです。
つまり、人間がわざわざ「旅行」とか「子供」といったアルバムを作る必要はもうありません。撮りっぱなしでいいんです。これぞ究極の「らくらスタイル」です。
検索窓に「言葉」を入れるだけ
では、実際にその威力を体験してみましょう。スマホのGoogleフォトアプリを開いてみてください。
ステップ1:虫眼鏡マークをタップする
画面の下の方に「検索」という項目、または虫眼鏡のアイコンがあるはずです。ここをタップします。
ステップ2:探したいものを言葉で入力する
検索窓に、探している写真のイメージを入力します。
例えば「犬」と入力してみてください。あなたが過去に撮った犬の写真がズラリと並びませんか?犬種を識別することさえあります。
「ラーメン」「花」「結婚式」「車」など、具体的な物の名前を入れるだけで、驚くほど正確にピックアップしてくれます。
ステップ3:場所や時期で絞り込む
言葉だけでなく、撮影した場所や時期も検索できます。
「新潟」と入れれば新潟で撮った写真が出ますし、「2023年12月」と入れればその時期の写真が出ます。
さらにすごいのが、これらを組み合わせられることです。
「新潟 海」
「東京 ケーキ」
「夏 山」
このように複数のキーワードを入れると、AIがその条件に合う写真を瞬時に抜き出してくれます。スクロール地獄とはもうサヨナラです。
写っている「文字」さえも検索対象
私が特に感動して、業務でも活用しているのがこの機能です。GoogleフォトのAIは、写真の中に写っている「文字」まで読んでいます。
例えば、会議でホワイトボードを撮影した写真や、もらった名刺の写真、お店の看板の写真など。
検索窓に、その写真の中に書かれているはずの単語を入力してみてください。
「見積書」と検索すれば書類の写真が出てきますし、「スターバックス」と検索すれば、スタバのカップが写った写真や看板の写真が出てきます。
これを活用すれば、紙の書類をとりあえずスマホで撮っておくだけで、あとからキーワード検索できる「デジタル書庫」として使えるようになるのです。
人物の顔も自動で認識
初期設定で「フェイスグルーピング」をオンにしておくと、同じ人の顔を自動でまとめてくれます。
「検索」タブを開くと、人の顔が丸いアイコンで並んでいませんか?
その顔をタップするだけで、その人が写っている写真だけが集まります。子供の成長記録を振り返ったり、特定の友人の写真を探したりするのに最適です。ここに名前を登録しておけば、「〇〇ちゃん」と名前で検索することも可能です。
詳しい使い方はGoogleの公式ヘルプも参考になりますが、まずは騙されたと思って、検索窓に好きな言葉を入れて遊んでみてください。
まとめ
写真整理の正解は「整理しないこと」でした。
- フォルダ分けやアルバム作りは人間がやらなくていい。
- 「検索ボタン」から、写っているもの(猫、海、車など)を入力する。
- 場所や日時を組み合わせて検索できる。
- 写真内の「文字」も検索できるので、メモ代わりになる。
これなら、ズボラな私でも、パソコンが苦手なあなたでも続けられますよね。ただ撮るだけですから。
「写真のバックアップ設定はどうすればいいの?」「PCで見たい時はどうするの?」など、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ「らくらスタイル」のブログ(https://rakura.net/blog/)や公式サイト(https://rakura.net)をご覧ください。新潟から、あなたのデジタルライフを劇的に楽にするお手伝いをしています。
今日のひとこと
昔のガラケー時代は、機種変更のたびに写真を移すのが大変でしたよね。今はクラウド(ネット上の保管庫)にあるので、スマホをなくしても壊しても、思い出が消えることはありません。Googleフォトは単なるアルバムではなく、あなたの人生の「記憶の保管庫」です。時々、検索機能で「5年前」と入力して、タイムスリップを楽しんでみてくださいね。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
明日のタイトルは
「年賀状の住所録もこれで管理!Googleスプレッドシートを「簡易データベース」にする方法」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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