「今年の忘年会、幹事お願いね!」
そう頼まれて張り切ってはみたものの、お店選びって本当に大変ですよね。
参加者の好みを聞いて、予算を考えて、ネットでお店を検索して…。
そして一番面倒なのが、候補のお店をみんなに知らせる作業です。
「ここと、ここと、ここが候補です」といって、グルメサイトの長いURLをLINEに3つも4つも貼り付けていませんか?
トーク画面がURLの文字の羅列で埋め尽くされ、「で、結局どこが駅から近いの?」「この店、さっき見たやつだっけ?」なんて混乱を招いてしまうことも。
新潟でデジタル整理アドバイザーをしている私、らくらスタイルも、美味しいものを食べるのは大好きですが、この「URLコピペ作業」は大嫌いです。
スマートに、そして楽に情報を共有したい。そんな私が愛用しているのが、Googleマップの「保存済みリスト」機能です。
今日は、候補のお店を地図上にまとめて、たった一つのURLでみんなに共有する「できる幹事」のテクニックをご紹介します。
URLの連投はもう卒業!地図で送れば一目瞭然
なぜ、URLを羅列して送るのがダメなのでしょうか?
それは、受け取った側が「位置関係」をイメージしにくいからです。
「料理は美味しそうだけど、駅から遠いな…」
「二次会の場所に近いのはどっちだろう?」
こういった判断は、地図を見ないとできません。Googleマップのリスト機能を使えば、候補のお店が地図上にピンで表示された状態で共有できます。これなら、「駅近のここがいいね!」と直感的に選んでもらえます。
しかも、あなたが行う作業は、お店を見つけて「保存」ボタンを押すだけ。驚くほど簡単です。
自分だけの「忘年会候補リスト」を作ろう
それでは、実際にスマホのGoogleマップアプリを使ってリストを作ってみましょう。パソコンでも同じことができますが、隙間時間にできるスマホ操作がおすすめです。
ステップ1:お店を見つけて「保存」をタップ
まずはGoogleマップで気になるお店を検索します。
お店の詳細画面が表示されたら、「経路」や「通話」などのボタンが並んでいる列を横にスクロールし、「保存」というボタン(しおりのマーク)をタップします。
ステップ2:「新しいリスト」を作成する
保存先のリストを選ぶ画面が出てきます。「行ってみたい」や「お気に入り」などの既存リストもありますが、今回は忘年会用に新しく作りましょう。
画面上部の「+ 新しいリスト」をタップします。
ステップ3:リストに名前をつける
リストの名前を入力します。
例:「2024年 チーム忘年会候補」「12/28 女子会ランチ候補」など。
わかりやすい名前をつけたら、右上の「作成」をタップします。
これで、1軒目がリストに入りました。
あとは、他のお店を検索して「保存」を押し、先ほど作ったリスト(例:2024年 チーム忘年会候補)にチェックを入れるだけ。
これを繰り返せば、候補のお店だけが集まった、あなただけのオリジナルガイドブックの完成です。
作ったリストをLINEで「1回だけ」送る
リストができたら、あとはそれを共有するだけです。URLを何個も送る必要はありません。送るURLは「リストのURL」1つだけです。
ステップ1:「保存済み」タブを開く
Googleマップの下部メニューにある「保存済み」(しおりのマーク)をタップします。
ステップ2:作成したリストを選ぶ
画面を少し下にスクロールすると、あなたが作ったリストの一覧が出てきます。先ほど作った「2024年 チーム忘年会候補」をタップしてください。
候補のお店がズラリと並び、地図上にもピンが立っているのが確認できるはずです。
ステップ3:「共有」ボタンを押す
リストのタイトルの横や下にある「共有」ボタン(四角から矢印が出ているマーク、または人型のマーク)をタップします。
「編集を許可」というオプションがありますが、閲覧してもらうだけならオフのままでOKです。
ステップ4:LINEなどで送信する
送信先のアプリ(LINEやメールなど)を選びます。
すると、「2024年 チーム忘年会候補」というタイトルと共に、短縮されたURLが貼り付けられます。
これを受け取った相手がURLを開くと、Googleマップが立ち上がり、あなたが選んだお店だけが地図上に表示されます。
「へー、この店こんな場所にあるんだ!」「ここなら帰りやすいね」と、話がスムーズに進むこと間違いなしです。
自分用の「美味しい店メモ」としても優秀
この機能、忘年会のためだけではありません。
私は普段から「行ってよかったランチ」「いつか行きたいカフェ」といったリストを作っています。
「今日のランチどこにしよう?」と迷った時、自分の「行ってよかったリスト」を開けば、近くにあるお気に入りの店が地図上にパッと表示されます。
毎回「新潟駅 ランチ」と検索し直す手間も省けますし、何より自分の好みが詰まったリストを見るのは楽しいものです。
デジタル整理というのは、何も仕事のファイル整理だけではありません。こうした「情報の整理」も、生活を楽にするための大切なステップです。
他にもGoogleマップの便利な使い方は https://rakura.net/blog/ でも紹介していますので、ぜひ覗いてみてください。
また、公式のヘルプページにも詳しい手順が載っています。
Google マップでお気に入りの場所のリストを作成する – Android
まとめ:幹事の株が上がる「地図共有」
今日のポイントをおさらいしましょう。
- お店のURLを複数送るのはやめて、Googleマップのリスト機能を使う。
- 「保存」→「新しいリスト作成」で、候補のお店をまとめる。
- 共有するのはリストのURL1つだけ。
- 受け取った側は、地図上で位置関係を見ながら検討できる。
これだけで、「お、この幹事さん、仕事ができるな」と思われます。
面倒な連絡作業をサクッと終わらせて、あとは当日、美味しいお酒と料理を楽しむだけです。
新潟の冬は寒いですから、お店選びでは「駅からあまり歩かなくて済む場所」というのも重要なポイントですよね。地図で共有すれば、そんな配慮も伝わりやすくなります。
ぜひ今年の忘年会シーズン、Googleマップを相棒にして乗り切ってください。
今日のひとこと
Googleマップには、お店の「混雑する時間帯」を表示する機能もあります。お店の詳細画面を下にスクロールすると、グラフで混雑状況がわかります。
「金曜の19時は激混みだけど、18時ならまだ空いてそう」といった予測が立つので、予約の電話をする前にチェックしておくとスマートですよ。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
次回の予告
明日のタイトルは
「入力するのが面倒なら「Googleレンズ」を使えばいい!書類も名刺もカメラでテキスト化」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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