みなさん、こんにちは。新潟は今日も冷え込みますね。温かいコーヒーが手放せない季節になりました。
さて、早速ですが質問です。今、あなたのパソコンの画面上部を見てください。
インターネットを見るためのソフト(ブラウザ)の「タブ」、いくつ開いていますか?
「調べ物をしていたら、いつの間にかタブが30個くらい並んでいた…」
「どのタブが何のページか分からなくて、一つずつクリックして探している」
「大事なページを間違って閉じてしまい、悲鳴を上げたことがある」
もし一つでも当てはまるなら、今日の記事はあなたのためのものです。
実は、パソコン画面の散らかり具合は、そのまま脳内の散らかり具合に直結します。情報が溢れかえっている状態では、目の前の作業に集中できなくて当たり前なんです。
今日は、そんな「タブ地獄」から脱出し、脳内をスッキリ整理するためのGoogle Chrome(クローム)の神機能、「タブグループ」についてお話しします。
私もかつては、タブを50個くらい開いてパソコンをフリーズさせていた常習犯です。でも、この機能を知ってからは、「必要な情報だけが見えている」という快適な状態をキープできるようになりました。
パソコンが苦手な方でも大丈夫。マウス操作だけで簡単にできる魔法のような整理術を、一緒にやってみましょう。
そもそも「タブ」が増えると何が悪いの?
「別に、たくさん開いていても困らないよ」と思われるかもしれません。でも、実は見えないところで損をしているんです。
- 探す時間のロス: 「あのページどこだっけ?」と探す数秒が、積み重なると大きな時間の無駄になります。
- 集中力の低下: 視界に余計な情報が入っていると、人間の脳は無意識にそれを処理しようとして疲れてしまいます。
- パソコンの動作が遅くなる: たくさんのページを開いていると、パソコンのメモリ(作業台)がいっぱいになり、動作が重くなる原因になります。
つまり、タブを整理することは、パソコンを軽くし、自分の頭も軽くすることにつながるのです。
Chromeの「タブグループ」機能で劇的スッキリ!
そこでオススメしたいのが、Google Chromeに標準でついている「タブグループ」機能です。
これは簡単に言うと、散らばった書類を「クリアファイル」に入れて、背表紙に名前を書いてまとめておくような機能です。
仕事の調べ物は「仕事」、休憩用のYouTubeは「休憩」、買い物の比較ページは「買い物」といった具合に、関連するタブをひとまとめにできます。
では、実際にやってみましょう!
ステップ1:まとめたいタブを右クリックする
まず、画面の上部にある整理したいタブ(ページの見出し部分)の上にマウスのカーソルを合わせます。そこで右クリックをしてください。
メニューが出てくるので、その中から**「タブを新しいグループに追加」**という項目を選んで、左クリックします。
ステップ2:グループに名前と色をつける
すると、タブの左側に小さな丸い印が現れ、入力欄が出てきます。ここに、分かりやすいグループ名を入力しましょう。
- 「調べ物」
- 「会議資料」
- 「後で読む」
- 「Amazon」
など、自分が分かれば何でもOKです。
そして、その下にあるカラーパレットから好きな色を選びます。私は、仕事系は「青」、緊急系は「赤」、プライベートは「緑」のように、直感的に分かる色にしています。これで視覚的にもパッと判断できるようになりますよ。
ステップ3:他のタブもどんどん放り込む
グループができたら、他の関連するタブもそこに入れていきましょう。
方法は簡単。入れたいタブをマウスの左ボタンで押したまま(ドラッグ)、先ほど作ったグループ名(色のついたラベル)の方向へ引っ張っていくだけです。
グループの色と同じ枠で囲まれたら、仲間入り完了です。これを繰り返して、散らかったタブをどんどん分類していきましょう。
ステップ4:ここがすごい!グループを「折りたたむ」
ここからが、この機能の真骨頂です。
作成したグループ名(色のついた部分)を一度クリックしてみてください。
どうなりましたか?
そう、グループ内のタブがシュッと一瞬で折りたたまれて、見えなくなったはずです!
もう一度クリックすると、パッと展開されて中身が表示されます。
これが「らくらスタイル」的に最高に気持ちいいポイントです。
今使わないグループ(例えば「休憩用の動画」や「後で見るニュース」など)を折りたたんで隠しておけるのです。
画面上には「今やるべき仕事」のタブだけが開いている状態。これなら迷うこともなく、目の前の作業に集中できますよね。「使わないものは片付ける」という整理の基本が、デジタルでも実現できるのです。
らくらスタイル流:めんどくさがり屋の活用術
機能の使い方は分かりましたね。では、これをどう活かせばもっと「楽」ができるのか。私の個人的な活用法をご紹介します。
「とりあえずボックス」を作る
調べ物をしていると、「今は読まないけど、後でじっくり読みたい」というページに出会うことがありますよね。それをそのままにしておくと、タブが増える原因になります。
そこで私は、その日の最初に「一時保管」というグループを作っておきます。
気になったページは、とりあえず全部そこに放り込んで、すぐに折りたたんで隠します。
こうすれば、作業の邪魔にならず、かつ「ページを閉じてしまって後悔する」ということも防げます。一日の終わりにそのグループを開いて、必要な情報だけメモに残してあとは消す。これだけで、ブラウザの大掃除が完了します。
気分に合わせて色を変える
これは機能的な意味というより、気分の問題ですが(笑)。
例えば、どうしても気が進まない面倒な仕事のグループには、あえて自分の好きな明るい「ピンク」や「オレンジ」の色をつけます。
画面上に少しでも明るい色があると、不思議と「よし、やるか」という気持ちになれるものです。デジタルの整理は、自分の機嫌を取るためのツールでもあります。
まとめ:見えない情報を「隠す」技術を身につけよう
今日は、Google Chromeの「タブグループ」機能についてお話ししました。
要点を整理します。
- タブの乱立は脳の混乱: 開きすぎたタブは、探す時間を奪い、集中力を低下させます。
- 右クリックで簡単グループ化: 関連するタブをまとめて、名前と色をつけましょう。
- 折りたたんで隠す: 今使わないグループはクリック一つで非表示に。これが集中力を生む鍵です。
- 視覚的に整理: 色分けすることで、直感的に情報の種類を把握できます。
「整理整頓」というと、全てのものを綺麗に並べることだと思われがちですが、デジタルの世界では「今使わないものを視界から消す」ことが一番の整理です。
このタブグループ機能を使えば、物理的なデスクを片付けるよりもずっと簡単に、一瞬で作業スペースを確保できます。
ぜひ今日から、タブを右クリックして「グループに追加」を試してみてください。カチッと折りたたまれる瞬間、きっと脳のモヤモヤも一緒に消えていく快感を味わえるはずです。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。パソコン操作でのお悩みがあれば、気軽にご相談ください。
今日のひとこと
間違って大切なタブを「×」で閉じてしまった!そんな時、叫びたくなる気持ちを抑えて、キーボードの「Ctrl(コントロール)」と「Shift(シフト)」を押しながら「T」を押してみてください(Macの方はCommand + Shift + T)。なんと、閉じてしまったタブが魔法のように復活します!これを知っているだけで、寿命が3日は伸びる気がしますよ。
次回の予告
明日のタイトルは
「「あのメールどこ?」を3秒で解決!Gmailの検索コマンドで探し物をゼロにする」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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