「商品コードを入れたら、勝手に商品名が出るようにしたい!」
そう思ってExcelの解説本を開くと、必ずと言っていいほど出てくるのが「VLOOKUP(ブイルックアップ)関数」です。Excel中級者への登竜門のような存在ですよね。
でも、正直に言わせてください。VLOOKUP関数って、ちょっと面倒くさくないですか?
「右から何番目の列か数えるのが大変」
「列を挿入したら式が壊れた!」
「検索したい言葉が表の左端にないと使えない…」
私たち「らくらスタイル」は、新潟でデジタル整理のアドバイスをしていますが、このVLOOKUPのエラーに泣かされている方からのSOS、本当に多いんです。
実は私も、かつてはVLOOKUPと格闘していました。でも今は違います。なぜなら、XLOOKUP(エックスルックアップ)関数という、とんでもなく便利な「新定番」が登場したからです。
今日は、VLOOKUPの弱点をすべて克服し、さらに使いやすくなった「XLOOKUP関数」について解説します。新しいもの好きで、何より「楽」を愛する私が、自信を持っておすすめする神関数です。
なぜVLOOKUPじゃなくてXLOOKUPなの?
これまで長い間、王座に君臨していたVLOOKUPですが、XLOOKUPの登場でその座を譲りつつあります。
一体何がそんなにすごいのでしょうか。理由は大きく3つあります。
- 列番号を数えなくていい:「左から3番目の列を表示して…」なんて数える必要はありません。「この列を表示して!」と選ぶだけです。
- 左側のデータも取れる:VLOOKUP最大の弱点、「検索値より右側のデータしか取れない」という縛りがなくなりました。どこにあるデータでも引っ張ってこれます。
- エラー処理が簡単:データが見つからなかった時の「#N/A」エラー。これを消すために別の関数を組み合わせる必要がなくなりました。
つまり、「難しいことを考えずに、直感的に使える」のがXLOOKUPなんです。これはもう、乗り換えない手はありません。
これだけでOK!XLOOKUPの基本の使い方
では、実際の使い方を見ていきましょう。
VLOOKUPよりも設定する項目がシンプルになっています。
ステップ1:結果を表示したいセルで関数を挿入
まず、商品名や価格を表示させたいセルを選択します。
数式バーの「fx」ボタンを押して、「XLOOKUP」を検索し、選択します。
ステップ2:3つの情報を指定する
最低限必要なのは、以下の3つだけです。
- 検索値:「何を」探すか。(例:入力された商品コードのセル)
- 検索範囲:「どこから」探すか。(例:商品リストのコードの列すべて)
- 戻り範囲:「何を表示」したいか。(例:商品リストの商品名の列すべて)
たったこれだけです!
「検索範囲」と「戻り範囲」をマウスでビーッと選択するだけ。
「え、列番号は?検索の型は?」と思った方、安心してください。もうそんな呪文は必要ありません。デフォルトで一番使いやすい設定(完全一致)になっています。
ステップ3:見つからない時の文字を指定(任意)
ここがXLOOKUPの優しいところです。
設定画面の中に「見つからない場合」という欄があります。
ここに「”該当なし”」や「”登録されていません”」と入力しておけば、もし検索してもデータがなかった時に、エラー表示(#N/A)ではなく、その親切なメッセージを表示してくれます。
VLOOKUPの時は、これをするために「IFERROR関数」という別の関数でサンドイッチする必要がありましたが、XLOOKUPなら標準装備です。これだけで式がだいぶスッキリします。
実際の画面でイメージしてみよう
例えば、A列に商品コード、B列に商品名があるリストから、D1に入力したコードに対応する商品名を探したい場合。
=XLOOKUP(D1, A:A, B:B, "なし")
日本語に訳すと、「D1の内容を、A列の中から探して、見つかったらその横のB列の内容を表示してね。もしなかったら『なし』って言ってね」という感じです。
すごく直感的だと思いませんか?
注意点:あなたのExcelで使えるか確認を
こんなに便利なXLOOKUPですが、一つだけ弱点があります。それは**「古いExcelでは使えない」**ということです。
Microsoft 365(サブスクリプション版)や、Excel 2021以降のバージョンでしか使えません。会社のパソコンがExcel 2016や2019の場合は、残念ながらまだVLOOKUPのお世話になる必要があります。
Microsoftの公式サポートページで対応バージョンを確認できますので、自分の環境が対応しているか、ぜひチェックしてみてください。もし使える環境なら、今日からVLOOKUPは卒業です!
まとめ
今日は、Excelの新常識「XLOOKUP関数」をご紹介しました。
- 列を数えるストレスからの解放:見たままの列を選ぶだけでOK。
- 自由自在な検索:左側のデータも取得可能になり、表の作り方を気にする必要なし。
- エラー処理もワンストップ:関数一つで、データが見つからない時の対応まで完了。
「デジタル整理」の本質は、ツールを最新の状態に保ち、より便利な機能を活用して、人間の負担を減らすことです。
古いやり方に固執せず、新しい便利な機能を取り入れることで、仕事はもっと「楽」に、「楽しく」なります。
もし「ウチの会社のExcelバージョンで使えるか分からない」「古いファイルを新しい形式に直したい」といったご相談があれば、ぜひらくらスタイルのWebサイトからお問い合わせください。
また、ブログ一覧には他にも業務効率化のヒントがたくさんありますので、ぜひご覧ください。
今日のひとこと
「最新機能なんて、使いこなせないから…」と敬遠していませんか?実は、最新機能ほど「初心者でも簡単にできるように」改良されているものなんです。XLOOKUPはその代表例。食わず嫌いはもったいないですよ!新しい道具を手に入れて、スマートに仕事を片付けましょう。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
次回の予告
明日のタイトルは
「特定のデータだけ数えたい!COUNTIF関数の使い方(出席管理や在庫チェック)」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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