「もしも明日晴れたら、ピクニックに行こう。雨だったら、映画を見に行こう」
私たちは普段の生活で、無意識にこんな「条件分岐」をしていますよね。状況に合わせて行動を変える、これは人間にとって当たり前の判断です。
でも、Excelでの作業となると、なぜかこの「判断」を自分の頭と目だけでやってしまっていませんか?
例えば、テストの点数一覧を見て「80点以上だから合格、それ以下だから不合格…」と、一つ一つ手入力で「合格」「不合格」と打ち込んでいる方。あるいは、商品の在庫数を見て「あ、これ少ないから発注しなきゃ」とメモを取っている方。
その作業、Excelに任せましょう!
私たち「らくらスタイル」は、新潟で皆さんのデジタルライフを「楽」にするお手伝いをしていますが、この「IF(イフ)関数」を覚えた瞬間、お客様の目の色が輝くのを何度も見てきました。「え、こんなに勝手にやってくれるの?」と。
今日は、Excel関数の中でもトップクラスに便利で、プログラミング的な思考の第一歩とも言える「IF関数」について、初心者の方にも絶対に分かるように解説します。完璧主義だけど面倒くさがりな私にとって、最高の相棒であるこの関数、ぜひ仲良くなってください。
IF関数ってなに?
IF関数を一言で言うと、「もしも〇〇だったらA、そうでなければBを表示してね」という命令です。
例えば、
- もし「点数が80点以上」だったら、「合格」と表示。そうでなければ「不合格」と表示。
- もし「出席」だったら、「1」と表示。そうでなければ「0」と表示。
このように、条件によってセルに表示する内容を自動で切り替えてくれます。一度設定してしまえば、元の数字が変わった瞬間に、結果も自動で変わります。これが「楽」への近道です。
IF関数の「3つの部屋」
IF関数を使うには、3つの情報をExcelに教えてあげる必要があります。難しく考えず、3つの部屋に言葉を入れるイメージを持ってください。
- 論理式(ろんりしき):条件のこと。「~が~だったら」というルール。
- 真(しん)の場合:条件に合っている時に表示したいこと。
- 偽(ぎ)の場合:条件に合っていない時に表示したいこと。
数式で書くと =IF(論理式, 真の場合, 偽の場合) となりますが、最初は覚えなくて大丈夫です。「関数の挿入」画面を使えば、穴埋め問題のように入力できます。
実践!テストの合否を自動判定させてみよう
では、実際にやってみましょう。「70点以上なら合格、それ以外なら不合格」と判定させる設定です。
ステップ1:結果を表示したいセルを選ぶ
まず、「合格」「不合格」という文字を表示させたいセルをクリックして選択します。
ステップ2:「関数の挿入」ボタンを押す
数式バー(画面上部の入力欄)の左にある、「fx」という小さなマークをクリックします。これが「関数の挿入」ボタンです。
出てきた画面で、「関数の検索」欄に「IF」と入力して検索するか、一覧から「IF」を探して「OK」を押します。
ステップ3:3つの条件を入力する
「関数の引数」という画面が出てきます。ここに3つの情報を入れます。
- 論理式:判定したい点数のセルをクリックし(例:B2)、続けて
>=70と入力します。- 入力例:
B2>=70 - 意味:「B2のセルの数字が70以上だったら」
- 入力例:
- 真の場合:「”合格”」と入力します。
- ※文字を表示させたい場合は、ダブルクォーテーション
"で囲むのがルールですが、この画面では入力後に別の欄をクリックするとExcelが勝手に付けてくれることが多いです。
- ※文字を表示させたい場合は、ダブルクォーテーション
- 偽の場合:「”不合格”」と入力します。
入力できたら、「OK」ボタンをクリックします。
ステップ4:オートフィルで全員分コピー
最初のセルに正しい判定が出たら、そのセルの右下の角にマウスを合わせ、十字キー(+)になったら下までドラッグ(オートフィル)します。
これで、100人いようが1000人いようが、一瞬で全員分の合否判定が完了です!
「らくらスタイル」流:もっと楽するためのポイント
不等号の向きに注意!
初心者が一番つまづくのが、条件(論理式)の書き方です。
>=:以上(その数字を含む)>:より大きい(その数字は含まない)<=:以下<:未満
ここを間違えると、「70点は合格のはずなのに不合格になった!」という悲劇が起きます。「イコール(=)」は必ず右側に書く、と覚えておいてください。
文字列も条件にできる
数字だけでなく、文字も条件にできます。
例えば、「性別が”男性”だったら」という条件なら、論理式に B2=”男性” と入力します。文字を条件にする時は、必ずダブルクォーテーション ” で囲むのを忘れずに。
AI活用への第一歩
IF関数の考え方「条件分岐」は、実はプログラミングやAIの仕組みの基礎でもあります。
「もし~ならこうする」というロジックを組み立てることは、Excelだけでなく、日々の業務フローを見直したり、将来的にChatGPTなどのAIに指示を出したりする際にも非常に役立ちます。
Microsoftの公式サポートページにも詳しい用例が載っていますが、まずはシンプルな「〇か×か」の判定から始めてみるのがおすすめです。
私たち「らくらスタイル」では、こうした関数の組み合わせで業務を自動化する仕組み作りも提案しています。もっと複雑な条件設定(例えば「AかつBなら」など)が必要な場合も、ぜひらくらスタイルのWebサイトからご相談ください。
また、ブログ一覧には他の関数の解説もありますので、合わせて読むと理解が深まりますよ。
まとめ
今日は、判断を自動化する「IF関数」について解説しました。
- IF関数は「自動判断」:条件に合わせて結果を勝手に変えてくれる。
- 3つの要素:「条件」「Yesの時」「Noの時」を指定するだけ。
- 手入力を減らす:ミスがなくなり、確認作業も圧倒的に楽になる。
「判断する」という脳のエネルギーを使う作業をExcelに肩代わりさせることで、皆さんはもっとクリエイティブな仕事や、あるいは美味しいコーヒーを飲む時間に充てることができます。
最初は難しそうに見える IF も、一度使えばその便利さの虜になるはずです。ぜひ今日から使ってみてください!
今日のひとこと
人生にも「IF関数」があったら面白いですよね。「もしあの時、右の道を選んでいたら…」。でも現実はやり直しがききません。だからこそ、何度でも修正可能で、文句ひとつ言わずに働いてくれるExcelという相棒を、もっと頼ってあげてください。デジタルの中だけでも、思い通りにいきましょう!
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
次回の予告
明日のタイトルは
「脱・VLOOKUP? 新定番「XLOOKUP関数」が便利すぎる理由と使い方」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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