電卓を片手に、Excelの画面を睨めっこしていませんか?
「え、Excelって計算するソフトじゃないの?」
その通りです。でも、意外と多いのが、Excelを単なる「清書用の方眼紙」として使い、計算は手元の電卓で叩いて、その結果をExcelに入力している…というパターン。
あるいは、セルの中に「=100+200+300…」と、一生懸命数字を打ち込んでいる方。
正直に言います。それ、すごくもったいないです!そして、間違いのもとです!
私たち「らくらスタイル」は、新潟を拠点に皆さんのデジタル業務を少しでも「楽」にするお手伝いをしていますが、この「無駄な計算作業」をなくすだけで、残業時間がグッと減ったという事例をいくつも見てきました。
私は基本、面倒くさがりです。だからこそ、「計算なんて人間がやるもんじゃない、パソコンにやらせよう」と心から思っています。
今日は、Excel計算の基本中の基本、でも奥が深い「SUM(サム)関数」と、それを一瞬で呼び出す魔法のボタン「オートSUM」についてお話しします。
なぜ「+」で足し算してはいけないの?
「足し算なら、=A1+A2+A3 って入力すればいいんじゃないの?」
パソコン教室でもよく聞かれる質問です。もちろん、これでも計算はできます。数が少ないなら問題ありません。でも、仕事で使う表計算では、このやり方はおすすめしません。
理由は2つあります。
- 面倒くさいから:100行あったら、100回クリックしますか?私は絶対に嫌です。
- ミスが起きるから:これが一番の理由です。もし、行が増えたり減ったりしたらどうでしょう?
例えば、家計簿で「食費」と「交通費」の間に「交際費」の行を追加したとします。
=A1+A2 という式だと、新しく追加した行(A3など)は計算に含まれません。式を書き直す必要があるのです。
でも、SUM関数を使って「ここからここまで全部足して!」という範囲指定をしておけば、間に行が増えても自動で計算範囲を広げてくれるのです。これがExcelの賢いところであり、私たちが「楽」できるポイントです。
解決策:クリックだけで完了!「オートSUM」の使い方
では、実際にどうやれば一番楽に計算できるのか。
関数を手入力する必要すらありません。「オートSUM」というボタンを押すだけです。
ステップ1:合計を出したいセルを選ぶ
まず、数字がズラッと並んでいる列の、一番下(合計を表示したいセル)をクリックして選択します。
ここが、答えを表示させる場所になります。
ステップ2:「オートSUM」ボタンをクリック
画面の上の方にある「ホーム」タブを見てください。
右の方に、「編集」というグループがあり、そこに「Σ(シグマ)」のようなマークと「オートSUM」という文字が見えるはずです。
これを、「ポチッ」と1回クリックします。
ステップ3:点線を確認してEnterキー
すると、Excelが勝手に気を利かせて、「足したいのはこの上の数字たちですよね?」と、計算範囲を点線(蟻の行進のような枠)で囲んでくれます。
同時に、セルの中には =SUM(C2:C10) のような式が自動で入ります。
この点線の範囲が合っていれば、あとはキーボードの「Enter」キーを押すだけ。
これだけで合計が出ました!
電卓を叩くより、+ を連打するより、圧倒的に速いですよね。
「オートSUM」を使いこなすプロの技
基本はこれだけですが、らくらスタイル読者の皆さんには、もう少しだけ「楽」をしていただきたいので、応用テクニックをご紹介します。
離れた場所を一気に計算する
実はオートSUMは、1箇所ずつやる必要はありません。
例えば、1月、2月、3月…と横に並んだ表があり、それぞれの月の合計を出したい場合。
合計欄を全部マウスでドラッグして選択してから、「オートSUM」ボタンを押してみてください。
なんと、一発で全ての列の合計が入ります。
「え、今までの苦労はなんだったの?」と思う瞬間です。こういう瞬間が、デジタル整理の醍醐味ですね。
究極の時短!ショートカットキー
マウスを動かすのすら面倒くさい…という私のような同志のために、最強のショートカットキーをお教えします。
「Alt」 + 「Shift」 + 「=」
(※キーボードの設定によっては Alt + = だけでいける場合もありますが、日本語キーボードだとShiftが必要なことが多いです)
合計を出したいセルで、このキーを同時押ししてみてください。
わざわざ上のメニューからボタンを探さなくても、一瞬でSUM関数が入ります。これを覚えると、もうマウスには戻れません。
正しいデータがAI活用の第一歩
今、世の中はAIブームです。私たち「らくらスタイル」でも、業務効率化にAIを活用する方法を日々研究しています。
でも、どんなに賢いAIも、元となるデータが間違っていたら正しい答えは出せません。
手入力で計算ミスが含まれている表をAIに渡しても、間違った分析結果が返ってくるだけです。
Microsoftの公式サポートでも関数の正しい仕様が解説されていますが、基本のSUM関数を正しく使い、計算ミスがない「きれいなデータ」を作っておくこと。これが、将来的にAIを使って仕事をもっと楽にするための、一番の近道なんです。
まとめ
今日は、Excelの基本であるSUM関数とオートSUMについて解説しました。
- 「+」で繋ぐのは卒業:修正に弱く、ミスの原因になります。
- オートSUMを活用する:ボタン一つで、速く正確に計算できます。
- 範囲の確認を忘れずに:Excelが自動で選んだ範囲が合っているか、Enterを押す前に一瞬だけ確認する癖をつけましょう。
たかが足し算、されど足し算。この基本をマスターするだけで、日々のストレスが確実に減ります。
「もっと他の関数も知りたい」「ウチの会社の複雑な表、どうにかして自動化できない?」そんなお悩みがあれば、ぜひらくらスタイルのブログをチェックしてみてください。他にも役立つ情報が満載です。
今日のひとこと
Excelの関数は「魔法の呪文」のようなものです。最初は覚えるのが大変かもしれませんが、一度覚えてしまえば、その効果は一生続きます。まずは「オートSUM」という小さな魔法から、あなたの仕事を楽にしていきましょう!
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
次回の予告
明日のタイトルは
「条件によって結果を変える!「IF関数」の基本構造を分かりやすく解説」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
#らくらスタイル #デジタル整理 #パソコン #新潟 #AI #Excel #SUM関数 #オートSUM #業務効率化 #初心者向け

