みなさん、こんにちは。デジタル整理アドバイザーの「らくらスタイル」です。
ここ新潟も、冷たい風が吹く日が増えてきました。雪国に住んでいると痛感するのですが、雪かきって「積もってからまとめてやる」と腰を痛めるほど大変ですよね。でも、降っている最中にササッと片付けておけば、案外楽に終わるものです。
実は、パソコンのデータ整理もこれと全く同じなんです。
「年末にまとめて整理しよう」
「プロジェクトが終わったら片付けよう」
そう思っているうちに、デスクトップはアイコンで埋め尽くされ、ダウンロードフォルダは魔窟と化し、結局「もう無理!」と諦めてしまう…。そんな経験、ありませんか?
忙しいあなたにこそ提案したいのが、毎日たった5分だけの「ちょこっと整理」です。
私は極度のめんどくさがりなので、休日に何時間もかけてパソコンの掃除をするなんて絶対に嫌です。だからこそ、「毎日5分だけ」という一番楽な方法にたどり着きました。
今日は、コーヒーを飲み終わるまでの短い時間でできる、効果抜群のクイック整理術をご紹介します。これさえ習慣にすれば、もう年末の大掃除は不要になりますよ。
まとめてやるから辛くなる。「小分け」こそが最強の時短術
整理整頓が苦手な人の共通点は、「完璧にやろうとする」ことです。全てのファイルを正しいフォルダに分類しようとすると、脳が疲れてしまいます。
毎日の5分整理のゴールは、「完璧にすること」ではありません。「散らかりを進行させないこと」です。現状維持ができれば、それだけで100点満点。まずはそのくらい気楽な気持ちで始めてみましょう。
今日から始める「5分整理」ルーティン
では、具体的に5分間で何をすればいいのか。私が毎日実践している、迷わず動ける3つのステップをご紹介します。タイマーを5分にセットして、ゲーム感覚でやってみてください。
ステップ1:ダウンロードフォルダを「空っぽ」にする
パソコンの中で一番ゴミが溜まりやすい場所、それは「ダウンロード」フォルダです。ネットから落とした資料、メールの添付ファイル、インストーラーなどが無秩序に積み重なっていませんか?
ここを毎日空にするだけで、パソコンの健康状態は劇的に改善します。
- 「ダウンロード」フォルダを開く
- 今日の日付のファイルだけを見る
- 「即削除」か「所定の場所へ移動」か決める
これだけです。インストーラー(.exeや.dmgファイル)はインストールが終われば不要なので、即ゴミ箱へ。必要な資料は、適切なフォルダ(「書類」や「プロジェクトA」など)へ移動させます。
ステップ2:デスクトップの「迷子ファイル」を一時避難させる
次にデスクトップを見渡してください。今日作業して、そのままポツンと置かれたファイルはありませんか?
これらを一つひとつ細かく分類していると時間がかかります。そこで登場するのが「一時保管」という魔法の箱です。
- デスクトップに「00_一時保管(またはInbox)」というフォルダを作る
- 判断に迷うファイルは、とりあえず全部そこに放り込む
「え、それでいいの?」と思われるかもしれませんが、これでいいんです。デスクトップという作業机の上を広く保つことが最優先。このフォルダの中身は、金曜日の夕方や、時間がある時にまとめて整理すればOKです。
ステップ3:ゴミ箱を空にして「完了」の儀式をする
最後の仕上げです。不要なファイルを捨ててパンパンになったゴミ箱を、右クリックして「ゴミ箱を空にする」。
「シャラーン」という音とともにゴミが消える瞬間、私は「よし、今日の仕事もスッキリ終わった!」という達成感を感じます。これは精神衛生上もすごく良い効果があります。
この「捨てる」という行為を毎日の習慣にすることで、パソコンの容量不足も防げますし、何より「整っている」という感覚が明日の仕事へのモチベーションに繋がります。
どうしても判断できないデータへの対処法
「5分整理」をしていて一番困るのが、「これ、まだ使うかもしれないし、捨てるには怖いな…」というファイルに出会った時です。
ここで悩んで手が止まってしまうと、5分では終わりません。そんな時は、迷わず「保留」というルールを適用しましょう。
「2024_保留」というフォルダを作って入れておく
とりあえずここに退避させておき、1年経っても使わなかったらフォルダごと削除する。これなら安心ですよね。
デジタルデータは場所を取りません。迷う時間はもったいないので、どんどん「保留」にして、今の自分の視界から消してしまうのが、快適なPC環境を作るコツです。
「ストレージセンサー」で自動化してさらに楽をする
Windowsをお使いの方なら、さらに楽をする機能があります。「ストレージセンサー」という機能をご存知でしょうか?
これは、ゴミ箱やダウンロードフォルダにある古いファイルを、一定期間(30日など)が過ぎたら自動的に削除してくれる機能です。
Windows のストレージ センサーを使ってディスク領域を解放する | Microsoft サポート
設定をオンにしておけば、「捨て忘れ」を防ぐことができます。私のようなめんどくさがり屋には神のような機能です。Macにも同様の機能がありますので、ぜひ設定を確認してみてください。
詳しい設定方法や他の整理術については、らくらスタイルのブログでも紹介していますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
まとめ
忙しい毎日の中で、PC整理を続けるコツは「頑張らないこと」です。
- 1日5分、ダウンロードフォルダを空にする。
- 迷ったら「一時保管」フォルダへ放り込む。
- ゴミ箱を空にして、気持ちよく一日を終える。
- 自動削除機能を活用して、テクノロジーに頼る。
たったこれだけの習慣で、あなたのパソコンは常に快適な状態を保てます。「チリも積もれば山となる」と言いますが、逆に言えば「チリのうちに払えば山にはならない」のです。
今日の帰り際、あるいは明日の朝イチ、ぜひ5分だけタイマーをセットして試してみてください。その爽快感に、きっと病みつきになるはずです。
今日のひとこと
最近のニュースで、AIがユーザーの行動パターンを学習して、不要なファイルを提案してくれる機能が開発されているのを見ました。
AIが「このファイル、半年開いてないけど捨てていい?」と聞いてくれる未来も近そうです。でも、最終的な「要・不要」の判断をするのは人間です。AIに的確な指示を出すためにも、普段から自分の判断基準を磨いておくことが、これからの時代には大切になりそうですね。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
らくらスタイル
次回の予告
明日のタイトルは
「【1ヶ月後の姿】ビフォーと比較!整理されたデスクトップのスクリーンショットを公開」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
#らくらスタイル #デジタル整理 #パソコン #新潟 #AI #時短術 #業務効率化 #ダウンロードフォルダ #掃除 #習慣化

