こんにちは、デジタル整理アドバイザーの「らくらスタイル」です。
みなさんは、パソコンの前で「あれ? あの資料どこに保存したっけ…?」と、フォルダを開いたり閉じたりして迷子になったことはありませんか?
「確か『11月の議事録』って名前にしたはず…いや、『定例会議』だったかな?」なんて記憶を頼りに探す時間は、本当にストレスですよね。私も昔はそうでした。几帳面にフォルダ分けしているつもりでも、急いでいる時に限って見つからないんですよね。
でも実は、パソコンの中にあるファイルを探すのに、必死にフォルダを整理する必要なんてないのかもしれません。なぜなら、現代のパソコンには「超優秀な探偵」が標準で住んでいるからです。
それが「検索機能」です。
今日は、整理整頓が苦手な「めんどくさがり屋」さんこそ知ってほしい、WindowsとMacの標準検索機能を使いこなして、一瞬で目当てのファイルにたどり着くテクニックをご紹介します。これで「探す時間」をゼロにしましょう!
フォルダを掘り返すのはもう終わり。「検索」は最強の時短術
私たちは普段、ネットで知りたいことがあるとすぐにGoogleなどで検索しますよね。Yahoo!のトップページからリンクを一つずつ辿って目的のページを探す人はほとんどいません。
パソコンの中も同じです。フォルダをカチカチとクリックして階層を降りていくのは、リンクを辿るのと同じで時間がかかります。検索窓にキーワードを打ち込む方が、圧倒的に早く、そして「楽」なんです。
AIが進化している今、検索機能も賢くなっています。ファイル名だけでなく、ファイルの中身の文章まで読んで探してくれるんですよ。
Windowsユーザー必見!2つの入り口を使い分ける
Windowsには、大きく分けて2つの検索方法があります。これをごちゃ混ぜにしている方が多いのですが、使い分けると効率が段違いです。
ステップ1:アプリや設定を探すなら「Windowsキー」
キーボードの左下にある「Windowsマーク(田)」のキーを押して、そのまま文字を入力してみてください。
例えば「Excel」と打てばエクセルが起動しますし、「更新」と打てばアップデートの設定画面が出ます。マウスでスタートメニューから探すより10倍速いです。アプリを起動したい時はここを使いましょう。
ステップ2:特定のファイルを探すなら「エクスプローラー」
作成した文書や画像を探す時は、フォルダ(エクスプローラー)を開いて、右上の検索窓を使います。
ここが今回の主役です。ただ単語を入れるだけでなく、ちょっとしたコツで精度が劇的に上がります。
【Windows】プロっぽく絞り込む「検索コマンド」
検索窓にキーワードを入れるだけだと、関係ないファイルまで大量に出てきてしまうことがありますよね。そこで、検索を絞り込むための「魔法の言葉」を使います。難しそうに見えますが、一度覚えると手放せません。
「更新日」で絞り込む
「昨日作ったファイルなんだけどな…」という時は、検索タブの「更新日」をクリックするか、検索窓に以下のように入力します。
更新日:昨日 や 更新日:今週
これだけで、古いファイルを除外して、直近のファイルだけを表示してくれます。
「種類」で絞り込む
ファイル名は覚えていないけど、写真は写真、PDFはPDFと分かっている場合に便利です。
種類:画像 や 種類:ドキュメント
と入力すると、その形式のファイルだけを抽出してくれます。
Macユーザーの特権。「Spotlight」と「Finder」で爆速検索
Macを使っている方は、さらに直感的で強力な検索機能が使えます。新潟のクリエイターさんたちも、これを使いこなしてサクサク作業していますよ。
ステップ1:魔法の杖「Command + Space」
キーボードの「Command」キーを押しながら「Space」キーを押してみてください。画面の真ん中に検索バーが現れませんか?これが「Spotlight(スポットライト)」です。
ここにファイル名の一部を入れるだけで、Macの中身を横断的に検索できます。アプリの起動も計算(100*1.1とか)もできる、まさに魔法の杖です。
ステップ2:Finderで「詳細条件」を指定する
Finder(顔のアイコン)を開いて「Command + F」を押すと、詳細検索モードになります。
ここで「種類」を「PDF」にしたり、「作成日」を「3日以内」にしたりと、プルダウンメニューを選ぶだけで直感的に絞り込みができます。Macはこの画面が見やすくて、初心者の方にも優しい設計になっています。
名前を忘れても大丈夫!「中身」で検索する
「ファイル名は適当につけたから覚えてないけど、中に『請求書』って書いたのは覚えてる!」
そんな時も諦めないでください。WindowsもMacも、標準設定で**ファイルの中身(テキスト)**まで検索対象になっています。
検索窓に、文書の中に含まれているはずのキーワード(取引先名や特定のフレーズなど)を入力してみてください。ファイル名が「無題.docx」であっても、中身にその言葉があればヒットします。これがデジタルデータの強みですね。
まとめ
- パソコンのファイル探しは、フォルダを辿るより「検索」が圧倒的に早い。
- Windows: アプリ起動は「Windowsキー」、ファイル探しは「エクスプローラー右上の窓」で。
- Mac: 「Command + Space」のSpotlight検索が基本にして最強。
- 「更新日」や「種類」で絞り込むと、目的のファイルが一発で見つかる。
- ファイル名を忘れても、文章の中身のキーワードで検索できる。
整理整頓はもちろん大切ですが、完璧を目指して疲れてしまうくらいなら、検索機能を極めて「多少散らかっていてもすぐ出せる」状態を目指すのも、賢いデジタルの歩き方です。
「検索すれば出るからいいや」という心の余裕ができると、パソコン作業がもっと気楽になりますよ。
今日のひとこと
Windowsのエクスプローラーで検索した後、その条件を「検索条件を保存」としてアイコン化できるのをご存知ですか?例えば「今月作った請求書」という条件を保存しておけば、次回からはそのアイコンをダブルクリックするだけで、最新の検索結果が表示されます。これ、地味ですが毎月の事務作業が劇的に楽になる小技です!
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
Windowsの検索機能についてもっと詳しく知りたい方は、Microsoftの公式サポートページも参考になりますよ。
次回の予告
明日のタイトルは
「ランチャーアプリ活用でデスクトップからショートカットを消し去る方法」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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