こんにちは。「らくらスタイル」です。
突然ですが、あなたのパソコンのデスクトップ、ファイルやフォルダのアイコンで埋め尽くされていませんか?
あるいは、「ダウンロード」フォルダを開くと、いつダウンロードしたか分からないファイルが何十個も並んでいる…。
そして、いざ必要なファイルを探そうとすると、「あれ、どこに保存したかな?」「昨日作ったはずなのに見つからない…」と、探し物ばかりに時間を取られてしまう…。
もし、少しでも「ドキッ」としたなら、それは大きな時間ロスに繋がっているサインかもしれません。
実は、完璧主義者でありながら根は面倒くさがりな私「らくらスタイル」も、昔はそうでした。
「後でまとめて整理しよう」と思ってデスクトップにポンと置いて、気づけばそこは無法地帯。新しいものが大好きなのに、PCの中身は古いファイルでごちゃごちゃ。
でも、ある時気づいたんです。
「この『探す時間』こそが、一番のムダなのでは?」と。
どうすればもっと楽に、快適に仕事ができるか。
それを追求してたどり着いたのが、今回からシリーズでお届けする**「デジタル整理術」**です。
11月は「パソコン整理月間」として、パソコンが苦手な方でも「これならできそう!」と思えるような、簡単な整理のコツをステップバイステップでご紹介していきます。
この1ヶ月で、探し物のない快適なデジタルライフを手に入れましょう!
探し物が減らない根本的な理由
なぜ、私たちのパソコンはこんなにも散らかってしまうのでしょうか。
もちろん、日々の業務が忙しいのが一番の理由です。
しかし、もう少し深く掘り下げてみると、パソコン初心者の方が陥りがちな「行動パターン」が見えてきます。
「とりあえず保存」という名の落とし穴
新しいファイルを作成した時、あるいはインターネットから何かをダウンロードした時。
多くの人がやりがちなのが、「とりあえずデスクトップ」や「とりあえずダウンロードフォルダ」に保存することです。
「後で時間があるときに、ちゃんとしたフォルダに移動させよう」
そう考えるわけですね。とてもよく分かります。その瞬間は、それが一番「楽」だからです。
ですが、思い出してみてください。
その「後で」は、いつやってきましたか?
多くの場合、「後で」は「永遠に」やってきません。
面倒くさがりな心は、「今やらなくても困らないこと」を巧妙に先延ばしにします。
その結果、一時的な置き場所だったはずのデスクトップが、気づけばファイルのゴミ屋敷のようになってしまうのです。
「ルールがない」から迷子になる
もう一つの大きな理由は、ファイルやフォルダの「置き場所のルール」が決まっていないことです。
例えば、キッチンを想像してみてください。
「フライパンはコンロの下」「お皿は食器棚の上から2段目」「お箸は引き出しの右側」と決まっていれば、料理中に迷うことはありませんよね。
パソコンも同じです。
「取引先A社からもらった見積書」はどこに保存しますか?
「自分が作成中の企画書」はどこに置きますか?
このルールが曖昧だと、保存するたびに「今回は『案件』フォルダかな?」「いや、『資料』フォルダを作ったほうがいいかも?」と迷いが生じます。
そして、考えるのが面倒になって、結局「とりあえずデスクトップ」に戻ってきてしまうのです。
この小さな「なんとなく保存」の積み重ねが、数ヶ月後には自分でも解読不可能な「散らかったPC」を作り上げてしまいます。
デジタル整理が仕事の効率を左右する3つの理由
「まあ、少し散らかっていても、検索機能を使えば見つかるし…」
そう思うかもしれません。
しかし、「らくらスタイル」は断言します。
その「ちょっとした散らかり」が、あなたの仕事の効率を確実に蝕んでいます。
デジタル整理がなぜ重要なのか、その具体的な理由を3つに絞ってご説明します。
理由1:探し物にかかる「時間」という最大のコスト
最も大きな理由が、これです。
あなたは1日に何回、「あのファイルどこだっけ?」とファイルを探していますか?
ある調査では、ビジネスパーソンは1日の業務時間のうち、探し物(紙の資料やデジタルファイルを含む)に平均で約1時間半も費やしているというデータさえあります。
[※参照:日経BPコンサルティングの調査など(外部サイト)]
仮に、1日たった10分だとしても、1ヶ月(20営業日)で200分。
1年間では2400分、つまり**「40時間」**にもなります。
これは、丸々1週間分の労働時間に匹敵します。
時給2,000円だとしたら、年間80,000円分を「ファイル探し」という何も生み出さない作業に捨てているのと同じことです。
さらに問題なのは、「探し物」が私たちの「集中力」を中断させることです。
企画書を作っている最中に「あ、あのデータが必要だ」と探し物を始めると、せっかく高まっていた集中力はプツリと途切れてしまいます。
そして、ファイルを見つけた後、再び元の集中状態に戻るには、さらに多くの時間とエネルギーが必要になるのです。
デジタル整理とは、未来の自分の「時間」と「集中力」を守るための、最も簡単で効果的な「投資」なのです。
理由2:ミスの削減と「安心感」による精神的余裕
パソコンが散らかっていると、恐ろしいミスを引き起こす可能性が高まります。
- 「デスクトップ(コピー)」
- 「企画書(最新)」
- 「企画書(最終)」
- 「企画書(本当に最終ver2)」
こんなファイル名が並んでいたら、どれが本当に最新のファイルか、一目で分かりますか?
間違って古いバージョンのファイルをお客様に送ってしまったり、修正前のデータで作業を続けてしまったり…。
そんなヒューマンエラーは、ファイルの管理がずさんな時にこそ起こりやすいのです。
完璧主義者な一面を持つ「らくらスタイル」としては、この「ミスが起きるかもしれない」という状態が、とてもストレスになります。
逆に、フォルダがきれいに整理され、「このフォルダに入っているものが最新版」というルールが確立されていればどうでしょう。
「よし、これを使えば間違いない」
この**「精神的な安心感」**が、仕事の質を大きく左右します。
迷いなく作業に打ち込める環境は、余計なストレスを減らし、心の余裕を生み出します。
デジタル整理は、私たちのメンタルヘルスを守るためにも必要なのです。
理由3:PCのパフォーマンス(動作速度)の改善
これは少し技術的な話になりますが、パソコン初心者の方にこそ知っておいてほしいことです。
特に「デスクトップ」は、パソコンが起動するときに最初に読み込まれる場所です。
このデスクトップに大量のファイルやフォルダ(特に容量の大きな動画や写真など)を置きすぎると、パソコンの起動が遅くなったり、動作が「重い」と感じる原因になったりすることがあります。
せっかく仕事を「楽」にしようとしているのに、パソコンの動きが遅くてイライラしてしまっては本末転倒ですよね。
もちろん、最近のパソコン、例えば新潟の家電量販店で売られている最新モデルなどは性能が上がっているので、昔ほど顕著な影響は出にくいかもしれません。
しかし、不要なファイルを削除し、適切な場所に整理整頓することは、車のエンジンオイルを交換するのと同じで、パソコン本体の健康(パフォーマンス)を維持するためにも大切なことなのです。
「らくらスタイル」流・デジタル整理の第一歩
ここまで聞いて、「やっぱり整理って大事だな…でも、何から手をつけていいか分からないし、面倒くさい…」と思われたかもしれません。
大丈夫です。根が面倒くさがりの「らくらスタイル」が提案する方法は、「いきなり全部やろう!」という根性論ではありません。
大切なのは「ルール」と「自動化」
「らくらスタイル」が追求するのは、**「いかに楽をするか」**です。
デジタル整理で目指すゴールも、「一度ルールを決めたら、あとは何も考えなくても勝手に片付く」状態です。
そのために、これからのブログ記事では、
- 誰でも迷わない「フォルダ分けのルール」
- 一目でわかる「ファイル名の付け方」
- AIなども活用した「自動化」のテクニック
などを、順を追って詳しく解説していきます。
パソコンが苦手な方でも大丈夫。一つずつ、ゆっくり進めていきましょう。
[らくらスタイルのブログ(https://rakura.net/blog/)]で、あなたのペースに合わせて学んでみてください。
まずは「現状維持」をやめる意識から
今日、あなたに実践してほしい第一歩は、たった一つです。
「新しく保存するファイルは、絶対に『とりあえずデスクトップ』に置かない」
これだけです。
まずは、「ドキュメント」フォルダの中に、仮でもいいので「作業中」というフォルダを1個作ってみてください。
そして、今日から作るファイルは、すべてそこに入れるように意識してみましょう。
たったこれだけの小さな意識改革が、1ヶ月後、あなたのパソコンを劇的に変えるきっかけになります。
まとめ
11月のテーマ始動にあたり、今回はなぜデジタル整理が必要なのか、その根本的な理由についてお話ししました。
- PCが散らかる原因: 「とりあえず保存」の癖と、「保存ルール」がないこと。
- 理由1(時間): ファイル探しは年間数十時間の無駄を生む、見えないコスト。
- 理由2(安心): 整理整頓は、ミスを防ぎ、精神的な余裕(安心感)を生み出す。
- 理由3(性能): デスクトップの整理は、PCの動作を快適に保つことにも繋がる。
- 第一歩: まずは「とりあえずデスクトップ保存」をやめる意識から始めましょう。
この1ヶ月間、「らくらスタイル」と一緒に、面倒な作業から解放される「楽で楽しい」デジタル環境を目指してみませんか?
今日のひとこと
最近のAIの進化はすごいですね。
例えば、Microsoft 365の「Copilot」というAI機能は、OneDrive(インターネット上の保存場所)に保存したWordやExcelのファイルの中身をAIが読み取って、要約してくれたり、必要な情報を探し出してくれたりするんです。
Microsoft サポート:Copilot を使用してファイルを要約する
今はまだ私たち自身で「整理」する必要がありますが、将来的にはAIが「このファイル、ここに入れておきますね?」と、もっと賢くお手伝いしてくれるようになりそうです。
新しい技術をうまく活用して、どんどん「楽」をしていきましょう!
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください
明日のタイトルは
「11/2: 【現状把握】まずはデスクトップのスクリーンショットを撮ろう!これが1ヶ月後の「ビフォー」です」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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