パソコンのデスクトップ、ファイルやアイコンでごちゃごちゃになっていませんか?「いつか整理しよう」と思いつつ、ついつい後回しに…。実はそれ、あなたの大切な時間と集中力を少しずつ奪っている、大きな時間ロスに繋がっているかもしれません。
こんにちは!AIやITを活用して、あなたのデジタル業務とデータを整理するデジタル整理アドバイザー「らくらスタイル」です。
完璧主義者でありながら根はめんどくさがりな私が、どうすればもっと楽に、そして快適にパソコンを使えるかを日々研究しています。ここ新潟もすっかり秋めいて、新しいことを始めるにはぴったりの季節ですね。
さて、10月は「パソコンのデジタル整理」をテーマに、1ヶ月間、誰でも実践できる具体的な整理術をステップ・バイ・ステップでご紹介していきます。
記念すべき第1回目の今日は、本格的なお片付けに入る前の、とても大切な「準備運動」のお話です。それは、今のデスクトップの状態を写真に撮っておくこと。
「え、それだけ?」と思われたかもしれません。でも、この一手間が、1ヶ月後のあなたのモチベーションを劇的に変える魔法になるんです。さあ、一緒に未来への第一歩を踏み出してみましょう!
なぜ最初に「現状把握」のスクリーンショットが必要なの?
本格的な整理を始める前に、なぜわざわざ散らかった状態を記録しておく必要があるのでしょうか。それには、ちゃんとした理由があるんです。
理由1:変化が「見える化」できて、やる気が続くから
これは、ダイエットやお部屋の片付けを想像していただくと分かりやすいかもしれません。始める前に「ビフォー」の写真を撮っておくと、頑張った後に「アフター」の写真と見比べることができますよね。
「わ、こんなにスッキリしたんだ!」と自分の頑張りが目に見える形で分かると、達成感が湧いてきて、「もっと頑張ろう!」という気持ちになれます。
デジタル整理も同じです。毎日使うパソコンだからこそ、少しずつ綺麗になっていくと変化に気づきにくいもの。でも、最初の状態を写真で残しておけば、1ヶ月後に見返したとき、その劇的な変化にきっと驚くはずです。その驚きと喜びが、きれいな状態を維持しようというモチベーションに繋がるのです。
理由2:自分の「クセ」を客観的に見つめ直せるから
撮ったスクリーンショットを眺めてみると、「自分はデスクトップに何でも置いてしまうクセがあるな」「ダウンロードしたファイルをそのままにしがちだな」といった、自分では気づかなかった無意識の「クセ」が見えてきます。
自分のクセを客観的に把握することは、問題点を解決するための第一歩。どこから手をつければいいのか、今後の整理の計画を立てる上でとても重要なヒントになるのです。
理由3:ゴール設定が明確になるから
現状が分かれば、「最終的には、デスクトップに置くフォルダは3つだけにしよう」「このごちゃごちゃのファイルを、スッキリ分類できるようになろう」というように、具体的なゴールが設定しやすくなります。
ゴールが明確であれば、途中で迷子になることもありません。この1枚の写真が、あなたのデジタル整理の旅における、頼もしい羅針盤の役割を果たしてくれるのです。
とっても簡単!デスクトップのスクリーンショットを撮る方法
それでは、早速スクリーンショットを撮ってみましょう。パソコン初心者の方でも大丈夫なように、OSごとに分かりやすく解説しますね。とても簡単なので、気負わずにチャレンジしてみてください。
Windowsパソコンの場合
Windowsのパソコンをお使いの方は、主に2つの方法があります。どちらかやりやすい方で試してみてください。
【ステップ1】キーボードのキー1つで撮影する(一番かんたん!)
一番手軽なのが、キーボードにある「Print Screen」(PrtScやPrtScnと書かれていることもあります)キーを押す方法です。
- デスクトップ画面が表示されている状態で、キーボードの右上あたりにある**「Print Screen」キー**を押します。
- これだけで、画面全体の画像がパソコン内に一時的に保存(コピー)されました。
- 次に、画像編集ソフト「ペイント」を起動します。(スタートメニューから「ペイント」と検索すると見つかります)
- ペイントが開いたら、キーボードの**「Ctrl」キーを押しながら「V」キー**を押します。すると、先ほど撮影したデスクトップの画像が貼り付けられます。
- 最後に、メニューから「ファイル」→「名前を付けて保存」を選んで、画像を保存すれば完了です!
【ステップ2】好きな範囲だけ撮影する
「画面全体じゃなくて、必要な部分だけ撮りたいな」という方には、「Snipping Tool」または「切り取り&スケッチ」という標準アプリがおすすめです。
- スタートメニューで**「Snipping Tool」または「切り取り&スケッチ」**と検索してアプリを起動します。
- 「新規」ボタンをクリックすると、画面が少し暗くなります。
- マウスをドラッグして、撮影したい範囲を四角く囲みます。
- マウスのボタンを離すと、囲んだ範囲が自動で撮影され、アプリのウィンドウに表示されます。
- フロッピーディスクの形をした「保存」アイコンをクリックして、画像を保存すれば完了です。
Macパソコンの場合
Macをお使いの方は、ショートカットキーを覚えるととても「楽」になりますよ。
【ステップ1】画面全体を撮影する
- キーボードの**「command」+「shift」+「3」**の3つのキーを同時に押します。
- 「カシャッ」という音が鳴り、デスクトップに撮影したスクリーンショットの画像ファイルが自動的に保存されます。とても簡単ですね!
【ステップ2】好きな範囲だけ撮影する
- キーボードの**「command」+「shift」+「4」**の3つのキーを同時に押します。
- マウスカーソルが十字の形に変わります。
- 撮影したい範囲の始点でマウスをクリックし、押したまま終点までドラッグして範囲を選択します。
- マウスのボタンを離すと、選択した範囲のスクリーンショットが自動的にデスクトップに保存されます。
撮った写真はどこへ?専用フォルダを作って大切に保管しよう
さて、無事にスクリーンショットは撮れましたか?ここで一つ、とても大切なポイントがあります。それは、撮った写真をデスクトップにそのまま置かないことです。
これからお片付けをするのに、新しいファイルをデスクトップに置いてしまったら、元も子もありませんよね。この「ビフォー」写真は、1ヶ月後の自分のための大切な記録です。専用のフォルダを作って、そこにきちんと保管しておきましょう。
「デジタル整理チャレンジ」フォルダの作り方
【ステップ1】保管用のフォルダを新しく作る
まずは、写真を保管しておくためのフォルダを作りましょう。場所はどこでも良いですが、「ドキュメント」フォルダの中などが分かりやすくておすすめです。
フォルダを置きたい場所で右クリックし、「新規作成」から「フォルダー」を選んでください。
【ステップ2】フォルダに分かりやすい名前を付ける
フォルダの名前は、後から見てすぐに中身が分かるようなものにしましょう。
例えば**「00_デジタル整理チャレンジ」**のように、名前の先頭に数字や記号を入れておくのが「らくらスタイル」のおすすめです。こうしておくと、たくさんのフォルダの中でも一番上に表示されるので、探す手間が省けてとても楽になりますよ。
【ステップ3】写真の名前を変えて、フォルダに保存する
最後に、先ほど撮影したスクリーンショットのファイル名を変更して、今作ったフォルダに移動させましょう。
ファイル名は**「20251002_before.png」**のように、「日付」と「before」という言葉を入れておくと、いつ撮ったどんなファイルなのか一目で分かります。この「ファイル命名規則」については、また後日のブログ記事で詳しく解説しますので、楽しみにしていてくださいね。
撮った写真を見ながら、自分のデスクトップを分析してみよう
フォルダに写真をしまったら、今日の作業はほぼ完了です。お疲れ様でした!
もし少しだけ余裕があれば、保存したスクリーンショット画像を改めて開いて、自分のデスクトップを客観的に眺めてみてください。完璧に分析する必要はありません。「ふーん、私のパソコンの中って今こんな感じなんだ」と、少しだけ意識を向けてみるだけで十分です。
- アイコンの数は全部でいくつくらいありますか?
- 「名称未設定」や「あああ」のような、適当な名前のファイルはありませんか?
- 半年以上前に作った、もう使わないであろうファイルは眠っていませんか?
- よく使うアプリのショートカットと、大事な書類ファイルが混在していませんか?
これらの問いに、今は答えが出なくても全く問題ありません。この1ヶ月のデジタル整理を通して、これらが一つずつ解消されていくのを、ぜひ楽しんでいきましょう。
まとめ
本日は、デジタル整理の第一歩として、現状を把握するためのスクリーンショット撮影を行いました。
- 現状のデスクトップのスクリーンショットを撮る。
- 「ビフォー」の写真を撮ることで、後の変化が分かりモチベーションが維持できる。
- 撮った写真はデスクトップではなく、専用の「保管フォルダ」を作って保存する。
- ファイル名には「日付」を入れるなど、後から見て分かりやすい工夫をする。
今日撮ったこの1枚の写真は、1ヶ月後のあなたへのタイムカプセルのようなものです。未来の自分が見て「こんなに頑張ったんだ!」と笑顔になれるように、明日から一緒に楽しみながらパソコンの中を整えていきましょうね。
今日のひとこと
スクリーンショットを撮る標準機能も便利ですが、最近のWindows 11に標準搭載されている「Snipping Tool」は、静止画だけでなく**画面の録画(ビデオキャプチャ)**もできるようになったのをご存知でしたか?簡単な操作説明の動画を作りたい時など、わざわざ別のソフトをインストールしなくても手軽に使えるので、とても便利になっています。詳しくはMicrosoftの公式サイトでも確認できます。AIの進化も目覚ましいですが、こうした身近なツールの小さな進化に目を向けてみると、日々のパソコン作業がもっと楽しく、楽になりますよ。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
明日のタイトルは
「デスクトップに置いていいのは3つだけ!「ショートカット・作業中・一時保管」フォルダ活用術」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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