こんにちは。デジタル整理&AI活用を支援しているらくらスタイルです。
2月も後半戦。新潟の空も少しずつ春めいてきましたが、花粉の気配を感じて少し鼻がムズムズし始めています。マスクが手放せない季節がまたやってきますね。
さて、仕事をしていると「あー、この案件どう進めようかな…」と悩み、誰かに壁打ち(相談)したくなることってありますよね。特に、ちょっと厄介なクライアントさんへのメールの返信や、複雑なプロジェクトの進め方など。
そんな時、AI(ChatGPTやGeminiなど)は最高の相談相手です。24時間文句も言わずに聞いてくれますから。
でも、入力する手がピタッと止まる瞬間がありませんか?
「…これ、会社名とか担当者名とか、そのまま入れて大丈夫?」
もし、その情報がAIに学習されてしまったり、どこからか漏れてしまったりしたら…。そう考えると、怖くて相談できなくなってしまいます。
今日は、そんなジレンマを解決するための**「固有名詞を出さずに、具体的なアドバイスをもらうための入力テクニック」**をご紹介します。
僕のような「心配性だけど楽をしたい」人にはぴったりの方法です。
なぜ「そのまま入力」はリスキーなのか
最初に少しだけ真面目な話をすると、無料版のAIチャットツールなどは、ユーザーとの会話内容を「学習データ」として利用する設定になっていることが多いです。
つまり、あなたが入力した「株式会社〇〇の田中部長が、予算500万円の案件で揉めていて…」という情報が、巡り巡ってAIの知識の一部になってしまう可能性があるのです(もちろん、そのまま他人に表示されるわけではありませんが、リスクはゼロではありません)。
だからといって、「ある会社のある人が困っています」とあいまいに書きすぎると、AIからは「コミュニケーションを大切にしましょう」みたいな、当たり障りのないフワッとした回答しか返ってきません。これでは意味がないですよね。
プロがやっている「仮名化」3つのテクニック
そこで重要なのが、事実は隠して、文脈は伝えるというテクニックです。僕が普段やっている3つの方法を、難易度順にご紹介します。
1. 記号で置き換える「A社・Bさん」作戦(難易度:★)
一番シンプルで、すぐに使える方法です。頭の中で変換しながら入力します。
- 取引先名 → 「クライアントA社」
- 担当者名 → 「担当者Bさん」
- 自社名 → 「自社」
- 具体的な商品名 → 「主力商品X」
【入力例】
「クライアントA社の担当者Bさんから、主力商品Xの納期を早められないかと相談されています。自社としては工場が手一杯で厳しいのですが、角を立てずに断るメールの文案を考えてください」
これなら、どこの誰の話か全くわかりません。でも、AIは「納期交渉の断りメール」という文脈を理解できるので、的確な回答をくれます。
2. 特徴で置き換える「役割」作戦(難易度:★★)
AIからもっと精度の高い回答を引き出したい時は、単なる「A社」ではなく、その会社の「属性(キャラクター)」に変換して伝えます。
- うるさい上司 → 「論理的で細かい指摘が多い上司」
- 老舗の和菓子屋 → 「伝統重視の食品メーカー」
- ITベンチャー → 「スピード重視の新規事業部門」
【入力例】
「伝統重視の食品メーカーの担当者(年配の方)に対して、新しいWeb集客の提案をしたいのですが、IT用語を使わずにメリットを伝える比喩表現を考えてください」
こうすることで、AIは「相手は年配の方で、横文字が嫌いなんだな」と推測し、「Web集客」を「チラシ配り」に例えるような、気の利いたアドバイスをくれるようになります。名前は隠しても、背景情報は詳しく伝えるのがコツです。
3. メモ帳で一括変換!「置換」の魔法(難易度:★★★)
長文のメールを添削してもらいたい時など、いちいち手動で「A社」に書き換えるのは面倒ですよね。そんな時は、パソコンの機能に頼りましょう。
- まず、メモ帳やWord、メールの下書き画面などに、実名で文章を書きます。
- 書き終わったら、「置換(ちかん)」機能を使います(ショートカットキーは
Ctrl + Hが多いです)。 - 「株式会社らくら商事」を「自社」に、「田中さん」を「相手」に一括変換します。
- 固有名詞が消えたことを確認してから、コピーしてAIに貼り付けます。
これが一番ミスが少なく、かつ楽な方法です。僕はメールソフトの下書きでこれをやってから、AIに投げています。
どこまで隠せば安全?「特定」のライン
「名前さえ隠せば大丈夫」と思いがちですが、実はそれだけでは不十分な場合があります。パズルのピースを組み合わせるように、周辺情報から特定されてしまうことがあるからです。
特に以下の情報は、意外と特定されやすいので注意が必要です。
- 珍しい役職名: 「チーフ・ハピネス・オフィサー」など、その会社にしかないような役職名はNG。「人事責任者」などに置き換えましょう。
- 具体的な数字: 「昨年度の売上が123億4567万円」など、詳細すぎる数字は特定されます。「約120億円」と丸めましょう。
- 地域限定の情報: 「新潟市中央区の〇〇通りにある」など、場所を絞りすぎないこと。「地方都市の繁華街」程度でOKです。
要は、「この文章を赤の他人が読んだ時、Google検索で会社を特定できるか?」を自分に問いかけてみてください。「これなら無理だな」と思えれば合格です。
まとめ
今日は、AIに安全に相談するための「仮名入力テクニック」についてお話ししました。
- 基本は「A社」「Bさん」: シンプルな記号に置き換える。
- 属性で呼ぶ: 「老舗メーカー」「若手担当者」など、特徴に変換するとAIの回答精度が上がる。
- 置換機能を使う: 長文は
Ctrl + Hで一括変換してからAIに渡す。 - 特定要素を消す: 珍しい役職名や詳細な数字も丸める。
少しの手間ですが、これを習慣にするだけで、「情報漏洩したらどうしよう…」という不安から解放されます。
安心して相談できる相手(AI)がいれば、仕事の悩みも半分になります。ぜひ、明日からの業務に取り入れてみてください。
「この置き換え方で大丈夫かな?」と迷ったら、それこそAIに「この文章、会社名が特定されないように匿名化して」と頼んでみるのも一つの手ですよ(もちろん、その指示自体に機密情報を入れないように注意が必要ですが!)。
今日のひとこと
文章の「置換」機能、普段使っていますか? WordやExcelだけでなく、実はブラウザ上のGmail作成画面などでも、拡張機能を使わなくても「検索(Ctrl+F)」まではできますが、置換はアプリに移した方が早いです。僕はWindows標準の「メモ帳」が一番軽くて好きです。余計な装飾も消えるので、AIへのコピペ用に最適ですよ。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてお手伝いをいたします。気軽にご連絡ください。
明日のタイトルは
「AIが出した答えが差別的?炎上リスクを避けるチェックポイント」
です。お楽しみに! ※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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