こんにちは。デジタル整理&AI活用を支援しているらくらスタイルです。
毎日の業務、本当にお疲れ様です。
最近はどこの職場でも、社内の連絡にチャットツールを使うのが当たり前になってきましたよね。
「メールより気軽に連絡できて便利!」という触れ込みで導入されたはずのチャット。
でも、いざ入力画面を前にすると、なんだか手が止まってしまう。そんな経験、ありませんか。
「〇〇さん、お疲れ様です。〇〇の件ですが……」
と打ち始めて、いや、これだと少し硬すぎるかな、とバックスペースキーで消す。
「〇〇の件、どうなっていますか?」
と要件だけ書いてみたら、今度はなんだか怒っているみたいで冷たく見えるかも。
慌てて語尾に「〜でしょうか?」と付け足したり、申し訳程度に「よろしくお願いします」と書き添えたり。
たった数行の連絡事項を伝えるだけなのに、文字を打ったり消したりを繰り返して、気づけば5分、10分と時間が溶けていく。
手軽なはずのツールで、かえって気疲れしてしまっている。
これ、私の周りでも本当によく聞く「デジタルツール導入あるある」なのです。
今日は、そんなチャット画面の前でのフリーズ状態から抜け出し、毎日の連絡を驚くほど気楽に、そして一瞬で終わらせるAI活用術をお伝えします。
長文を書くイメージの強いAIですが、実は「短くて気の利いた連絡文」を作らせても天才的なんですよ。
そのチャット、実は「メールの縮小版」になっていませんか?
そもそも、なぜチャットの短い文章を書くのにこんなにも悩んでしまうのか。
それは、私たちが長年染み付いた「ビジネスメールの呪縛」から抜け出せていないから。
メールというものは、いわば「ご進物用の箱入りお菓子」のようなもの。
「いつも大変お世話になっております」「株式会社〇〇の〇〇です」という綺麗な包装紙で包んで、「何卒よろしくお願い申し上げます」という丁寧なリボンをかけて相手に渡す。
これがビジネスマナーの基本でした。
でも、社内チャットは違います。
チャットは本来、オフィスの廊下ですれ違ったときの「立ち話」や、隣のデスクの同僚に「ちょっといい?」と話しかけるような感覚のもの。
つまり、タッパーに入れた手作りのおかずを「これ、おすそ分け!」とご近所さんに渡すような気軽なコミュニケーションツールなのです。
それなのに、画面の向こうの相手を意識しすぎるあまり、チャットでも「お世話になっております」という過剰な包装紙で包もうとしてしまう。
立ち話なのに、わざわざフルメイクをしてカチッとしたスーツに着替えてから話しかけに行っているような状態。
これでは、毎日何十回とやり取りをするたびに疲弊してしまうのは当然ですよね。
過剰な丁寧さは、書く側が疲れるだけでなく、読む側にとっても「情報がパッと頭に入ってこない」というデメリットがあります。
チャットにおいて一番大切なのは、要件がサクッと伝わること。
ここから抜け出すためには、まず「チャットは短くていい、フランクでいい」というマインドセットを持つことが必要になります。
短い文章ほど、実は書くのに時間がかかる理由
「短くていいのは頭では分かっている。でも、短くすると冷たい印象になりそうで怖い」
そう感じている方も多いはず。
実は、「長い丁寧な文章」を書くよりも、「短くて、かつ角が立たない文章」を書くほうが、何倍も高度なスキルを要求されるのです。
対面の会話なら、笑顔を作ったり、声のトーンを明るくしたりすることで、短い言葉でも柔らかい印象を伝えることができます。
しかし、テキストだけのチャットでは、相手の表情や声のトーンは全く見えません。
「承知いたしました。」
このたった一言でも、読む側のその時の気分次第で、「あっさりしていて良い」と受け取られることもあれば、「なんか怒ってる?」と深読みされてしまうこともある。
日本語は特に、語尾のニュアンスひとつで印象がガラッと変わってしまう繊細な言語。
だからこそ、真面目で気配りができる人ほど、相手に不快な思いをさせまいと、言葉選びに慎重になりすぎて時間がかかってしまう。
そこで、AIの出番です。
「気配り」や「トーンの調整」といった、人間の脳を一番疲れさせる面倒な作業を、まるっとAIに丸投げしてしまう。
いかに自分が楽をするかを追求する「らくらスタイル」としては、これを使わない手はありません。
AIを「チャット専用の翻訳機」として使う
AIを「文章をゼロから考えてくれる魔法の杖」と思っていると、期待外れに終わることがあります。
そうではなく、AIは「あなたの頭の中にある素材を、目的の形に整えてくれる優秀な翻訳機」だと考えてみてください。
料理に例えると分かりやすいかもしれません。
冷蔵庫の中にある肉や野菜(言いたいことの素材)を、そのまま生の状態で相手の口に突っ込むのは乱暴ですよね。
でも、自分で一から丁寧に包丁を入れて、味付けをして、綺麗なお皿に盛り付ける(文章を推敲する)のは面倒くさい。
だったら、その素材をそのままAIという全自動調理器に放り込んで、「チャット用に、軽く食べられる感じで調理して」とボタンを押せばいい。
これが一番、早くて確実な方法です。
では、具体的にどうやってAIに調理してもらうのか。
私が普段から実践している、超・時短の3ステップをご紹介します。
実践!AIで作るチャット連絡文の3ステップ
ステップ1:頭の中の「言いたいこと」を箇条書きにする
まず、一番大切なのは「完成された文章を書こうとしない」こと。
チャットの入力欄にはまだ何も打ち込みません。
代わりに、AIツールを開きます。
そして、相手に伝えたい「事実」だけを、箇条書きでメモのように書き出します。
挨拶も、気遣いの言葉も、綺麗な接続詞も一切不要。
たとえば、明日の会議で使う資料の確認をお願いしたい場合。
・明日の会議資料
・共有フォルダに入れた
・今日の17時までに確認してほしい
・特に数字のところを重点的に見てほしい
これだけです。
敬語すら使っていませんが、全く問題ありません。まずは素材を用意する。ここがスタート地点。
ステップ2:AIに「チャット用」と指定して調理を任せる
次に、書き出した素材と一緒に、AIへの指示(プロンプト)を出します。
ここで重要なのは、「社内チャット用であること」と「どんなトーンにしてほしいか」を明確に伝えること。
先ほどの箇条書きの下に、こう付け加えます。
「以下の内容を、社内チャットで送るための短い連絡文にして。冷たい印象にならないよう、少し柔らかいトーンで。」
これを、よく使っているAIツールに入力して実行ボタンを押すだけ。
Slack のようなカジュアルなツールなのか、Teamsのような少しフォーマルな雰囲気のツールなのか、職場の文化に合わせて「少し砕けた感じで」や「丁寧だけど簡潔に」など、指示を微調整するとよりフィットします。
ステップ3:出てきた候補から「今日の気分」で選ぶ
AIは指示を受けると、数秒で整った文章を生成してくれます。
さらに楽をするためのコツは、ステップ2の指示の最後に「3パターン提案して」と付け加えておくこと。
すると、AIはこんな風に返してくれます。
パターンA(標準的)
「お疲れ様です。明日の会議資料を共有フォルダに格納しました。恐れ入りますが、本日17時までにご確認いただけますでしょうか。特に数字の部分を重点的に見ていただけると助かります。よろしくお願いいたします。」
パターンB(少し柔らかめ)
「お疲れ様です!明日の会議資料、共有フォルダにアップしました。今日の17時までに一度目を通してもらえると嬉しいです。特に数字周りに間違いがないか、重点的に確認をお願いします!」
パターンC(かなり簡潔)
「お疲れ様です。明日の会議資料を共有フォルダに入れました。
・確認期限:本日17時
・確認ポイント:数字部分
お手数ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。」
いかがでしょう。
自分でうんうん唸って考えるより、はるかに早くて、しかもバリエーション豊かですよね。
あとは、この3つの中から相手との関係性や自分のその日の気分に合わせて、一番しっくりくるものをコピペして、チャットに貼り付けるだけ。
洋服の試着と同じ。自分で生地から服を仕立てる(文章を書く)のは大変ですが、目の前に並べられた服から「今日はこれにしよう」と選ぶだけなら、全く疲れません。
すぐに使える!シチュエーション別AIプロンプト例
チャットでの連絡は、状況によって気を使うポイントが変わります。
特に人間関係の摩擦が起きやすい、少し面倒なシチュエーションでのAIへの指示出しの例をいくつかご紹介します。
そのままコピーして使ってみてください。
ケース1:締め切りを少し過ぎた相手への、角の立たない催促
一番気が重いのが「催促」の連絡。
ストレートに言うと角が立つし、遠慮しすぎると伝わらない。そんな時こそAIの出番。
入力する素材:
・昨日締切の〇〇のアンケート
・まだ提出されていない
・今日の午前中には欲しい
AIへの指示:
「以下の内容で、社内チャット用の催促メッセージを作成して。相手を急かしているような圧迫感を与えず、角が立たないような柔らかい言い回しで。3パターン提案して。」
これで、相手の状況を気遣うようなクッション言葉(「お忙しいところ恐縮ですが〜」など)を自動で挟み込んだ、絶妙なバランスの催促文が出来上がります。
ケース2:急な体調不良。業務の引き継ぎを最低限の言葉で
自分が熱を出して休むとき。パソコンの画面を見るのも辛いのに、連絡事項だけは伝えなければならない。
そんな緊急事態こそ、タイピングを最小限に。
入力する素材:
・発熱のため本日休み
・午後の〇〇社とのオンライン打ち合わせは代わりに頼みたい
・資料はデスクトップにある
AIへの指示:
「以下の内容で、チームのチャットチャンネルに送る体調不良の欠勤連絡を作成して。緊急でスマホから打っている設定で、極めて簡潔に要点だけを伝えて。」
「申し訳ありません」といった謝罪の言葉はAIが勝手に補ってくれます。あなたは最小限の事実を箇条書きにするだけで、あとは寝ていればいいのです。
ケース3:ちょっとした相談や壁打ちの依頼
具体的な用件はないけれど、「ちょっとこの件について意見を聞かせてほしい」というふわっとした依頼も、チャットでは言語化しにくいもの。
入力する素材:
・新規プロジェクトの件
・まだまとまってないけど、少し相談に乗ってほしい
・明日の午後、15分くらい時間もらえるか
AIへの指示:
「以下の内容で、先輩にチャットで相談を持ちかける文章を作成して。重い会議ではなく、気軽な『壁打ち』のお願いであることが伝わるように、少しフランクなトーンで。」
「まとまっていなくて恐縮ですが」「ざっくばらんにご意見をいただきたく」といった、相談のハードルを下げる便利な言い回しをAIが提案してくれます。
究極に楽をするための「辞書登録」活用術
さて、ここまでAIを使ったチャット文章の作成方法をご紹介してきましたが、根っからのめんどくさがりである私は、こう思います。
「毎回『以下の内容を社内チャット用の短い連絡文にして。3パターン提案して』ってキーボードで打つこと自体が、もう面倒くさい」と。
せっかくAIを使って効率化しているのに、AIに対する指示(プロンプト)の入力でモタモタしていては本末転倒。
そこで、私が強くおすすめしているのが、パソコンの「単語登録(ユーザー辞書)」機能との組み合わせ。
よく使うAIへの指示文を、短い読みがなで登録してしまうのです。
たとえば、
読み:「ちゃっと」
単語:「以下の内容を、社内チャット用の簡潔で少し柔らかい連絡文にしてください。相手に冷たい印象を与えないよう配慮しつつ、3パターン提案してください。」
このように登録しておけば、AIの入力欄で「ちゃっと」と打って変換するだけで、完璧な指示書のテンプレートが一瞬で呼び出されます。
あとは【内容】の下の箇条書き部分に、その時の要件をポチポチと箇条書きにするだけ。
チャットの連絡なんて、毎日何度も発生するルーチンワーク。
1回あたり3分の時短でも、1日に10回送れば30分。1週間で2時間半。
この浮いた時間で、ゆっくりコーヒーを飲んだり、本当に頭を使うべき企画の仕事をしたりできるわけです。
らくらスタイルのブログでも、こうした「日常の小さなめんどくさいを、ITの力で徹底的に潰していく」ための具体的なアイデアをたくさん紹介していますので、お時間のある時に覗いてみてください。
まとめ
チャット画面の前で「なんて書こう…」とフリーズする時間をなくすためのポイント、振り返ってみましょう。
・チャットはメールではなく「立ち話」。過剰な丁寧さは不要だと割り切る
・完成された文章を書こうとせず、まずは言いたいことを「箇条書き」にする
・箇条書き(素材)をAIに投げ、「チャット用」「トーン」「3パターン提案」を指定して調理してもらう
・出てきた候補から、その日の気分に合わせて選んでコピペする
・よく使う指示文はパソコンに「単語登録」して、さらなる時短を狙う
文字によるコミュニケーションは、気を使い始めるとキリがありません。
「相手にどう思われるか」という心理的なハードルは、AIというクッションを挟むことで劇的に下がります。
AIは、難しい論文を書いたり、すごいプログラムを作ったりするためだけの高尚なツールではありません。
あなたの毎日の「めんどくさいな」「気が重いな」という小さな感情に寄り添い、肩の荷を下ろしてくれる頼もしい相棒。
まずは今日の午後、隣の席の同僚に送るちょっとした確認チャットから。
「AI、これいい感じに短くまとめといて!」と、気楽に投げてみませんか。
きっと、肩の力がスッと抜けるのを感じるはずです。
今日のひとこと
パソコンでコピー&ペーストを繰り返すとき、Windowsなら「Windowsキー + V」、Macならクリップボード拡張アプリを入れておくと、過去にコピーした履歴を遡って貼り付けることができます。AIが提案してくれた3パターンの文章をとりあえず全部コピーしておいて、チャット画面で履歴から好きなものを選ぶようにすると、画面の行ったり来たりが減って最高に楽ですよ!
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてお手伝いをいたします。気軽にご連絡ください。
明日のタイトルは『謝罪メール・お断りメール…気が重い文章こそClaudeの「自然で丁寧な日本語」に頼ろう』です。お楽しみに! ※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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