こんにちは。デジタル整理&AI活用を支援しているらくらスタイルです。
最近、仕事やプライベートでAIチャットを使う機会が増えてきたという方も多いのではないでしょうか。GeminiやChatGPTなど、質問すればすぐに答えてくれるので、検索する手間が省けて本当に便利ですよね。私も毎日のように相談相手になってもらっています。
でも、使っているうちにこんな経験はありませんか。
「あれ、この情報なんか違う気がする」
「もっともらしい顔して答えているけど、実はデタラメだった」
そうなんです。今のAIは、時々すごく自信満々に嘘をつくんです。悪気はないのですが、まるで知っているかのように振る舞ってしまう。これを専門用語で「ハルシネーション(幻覚)」と呼んだりしますが、私たちユーザーからすれば、単なる「知ったかぶり」に他なりません。
これを信じてそのまま上司に報告したり、お客様へのメールに書いてしまったりしたら……想像するだけで冷や汗が出ますよね。
そこで今日は、AIの「知ったかぶり」に騙されないための、誰でもできる簡単な見抜き方をご紹介します。私も普段、面倒くさがりながらもこれだけは必ずやっているチェック方法です。
なぜAIは息を吐くように嘘をつくのか
対策を知る前に、少しだけ敵(?)の手口を知っておきましょう。
AIは辞書を引いて答えを探しているわけではありません。「この言葉の次には、確率的にこの言葉が来そうだ」という予測をものすごい速さで繰り返して文章を作っています。
優秀だけど調子のいい新入社員だと思おう
イメージとしては、すごく優秀だけれど、絶対に「わかりません」と言いたくない新入社員のようなものです。
上司(あなた)から聞かれたことに対して、手持ちの知識をつなぎ合わせて、なんとかそれっぽい回答を作り出そうとします。その結果、架空のデータや、存在しない法律、実際にはないお店の名前などを創作してしまうのです。
決してあなたを騙そうとしているわけではなく、「あなたの期待に応えて回答を埋めたい」というサービス精神が空回りしている状態なんですね。そう思うと少し可愛げもありますが、仕事で使うには危険すぎます。
「知ったかぶり」を秒で見抜く3つのテクニック
それでは、私が実践している具体的な見抜き方をお伝えします。難しい操作は一つもありません。AIとの会話の中で、少しだけツッコミを入れるだけです。
1. 「その情報のソース(出典)を教えて」と聞く
これが一番手っ取り早いです。AIが回答してきた後に、こう返してみてください。
「ありがとう。その情報の出典元URLを教えてください」
もしAIが事実に基づいた回答をしているなら、参照したWebサイトのリンクを出してくれるはずです。
逆に、AIが創作(知ったかぶり)をしている場合は、以下のような反応が返ってきます。
URLを出せないと言い訳をする
架空のURLを出してくる(リンクをクリックしても404エラーになる)
「私の一般的な知識として回答しました」とごまかす
URLが出てこない、もしくはリンク先が存在しない場合は、その情報は「怪しい」と判断して間違いありません。特に統計データやニュースに関しては、この質問で一発でメッキが剥がれます。
2. 固有名詞や数字をわざと疑ってみる
AIは文章を作るのは得意ですが、正確な「数字」や「固有名詞」の扱いは苦手なことがあります。特に新潟のローカルな情報や、最新のニッチな情報は間違いが多いです。
回答の中に、例えば「売上高が15%アップ」や「〇〇法の第3条によると」といった具体的な数字や名称が出てきたら、そこだけをピンポイントでGoogle検索にかけてみてください。
Google検索(https://www.google.co.jp)などの検索エンジンで、その単語をそのまま検索窓に入れるだけです。
もし検索結果に全く同じ数字や名称が出てこなければ、AIがそれっぽく作った創作である可能性が高いです。全部の文章を裏取りするのは大変ですが、「数字」と「名前」だけチェックするなら1分もかかりません。楽をするためのAIですから、チェックも楽に済ませましょう。
3. 「これ、間違ってない?」とカマをかける
これは心理戦のような方法ですが、意外と効果があります。回答をもらった後に、あえて疑うような聞き返しをします。
「これ、本当に正しい? 別の説はない?」
「〇〇という情報とは矛盾している気がするけど、どう?」
もしAIが自信を持っていない情報(知ったかぶり)だった場合、こう聞かれた途端に態度を急変させることがあります。
「申し訳ありません。先ほどの情報は誤りでした。正しくは……」
と、急に前言撤回してくるのです。
人間でも、自信がないことを言っている時に「本当に?」と突っ込まれると、「あ、いや、実は……」となりますよね。AIも同じような反応を示します。重要な決定をする前には、一度この「意地悪な質問」を投げてみるのがおすすめです。
実際にあった「ヒヤッとした」事例
私が実際に体験した、危うく信じそうになった事例をご紹介します。
ある時、エクセルの少しマニアックな関数についてGeminiに聞いてみました。「この関数を使えば一発で解決します!」と、すごく便利な関数を教えてくれたんです。解説も丁寧で、例文までついていました。
「へぇ、こんな関数があったんだ!」と感動してエクセルに入力してみたのですが、なぜかエラーになる。
何度やってもダメなので、マイクロソフトの公式サイトで調べてみたら、なんとそんな関数は存在しなかったのです。
AIは「エクセルにはこういう機能があるはずだ」「こういう名前の関数があれば便利だ」という予測から、架空の関数を作り出して解説していたのです。これには驚きました。もしこれをそのままブログで「便利な関数紹介!」なんて書いていたらと思うとゾッとします。
私たちがやるべき「最後のひと手間」
AIは魔法のツールですが、責任までは取ってくれません。最後に責任を取るのは、その情報を使う私たち人間です。
「楽をする」というのは、何もかもAIに丸投げすることではありません。AIに8割の作業を任せて、浮いた時間とエネルギーを使って、人間がやるべき「最後の2割(確認と判断)」をしっかり行うこと。これが、これからの時代の本当の意味での「楽ら(らくら)スタイル」だと私は思っています。
確認作業は面倒に感じるかもしれませんが、間違った情報の後始末をする手間に比べれば、ほんの一瞬です。
もし、社内でのAI活用ルールや、社員の方へのリテラシー教育でお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。私たちらくらスタイル(https://rakura.net)では、現場のレベルに合わせた安全なAI活用のサポートも行っています。
まとめ
AIの嘘に騙されないためのポイントは以下の通りです。
出典(URL)を出させるのが最強の嘘発見器
数字と固有名詞だけは必ず検索エンジンで裏取りする
「本当に?」と聞き返して、AIの自信を試す
最新情報やローカル情報は特に疑ってかかる
AIは「優秀だけど知ったかぶりをする後輩」。そう割り切って付き合えば、これほど頼りになる相棒はいません。上手に手綱を握って、日常業務をもっと楽に、快適にしていきましょう。
今日のひとこと
「AIを信じすぎない」という姿勢こそが、AIを一番上手に使いこなすコツかもしれません。
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてお手伝いをいたします。気軽にご連絡ください。
明日のタイトルは
「企画書をAIに手伝ってもらう時、独自のアイデアを守る入力テクニック」
です。お楽しみに! ※内容が変更になった場合はご容赦ください。
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