こんにちは!デジタル業務とデータを整える、デジタル整理アドバイザーの「らくらスタイル」です。
小説を書いたり、ゲームを作ったり、新しい企画を考えたり。何かを創作する活動は、とても楽しいものですよね。でも、その中で多くの人が頭を悩ませるのが、「キャラクター設定」ではないでしょうか。
「物語の主人公、どんな性格にしようかな…」
「魅力的なライバルキャラクターが思いつかない…」
「設定は考えたけど、なんだかありきたりで深みが出ない…」
アイデアが泉のように湧いてくるときもあれば、うんうん唸っても何も出てこないときもあります。キャラクターは物語の心臓部分。ここで躓くと、なかなか前に進めなくなってしまいますよね。
でも、もし、あなたの隣でアイデア出しを手伝ってくれる、創造力豊かな相棒がいたらどうでしょう?
実は今、話題の「生成AI」が、そんなクリエイティブな悩みを解決する最高のパートナーになってくれるんです。「AIに創作なんてできるの?」と思うかもしれません。ご安心ください。難しい操作は一切不要です。まるで友達に相談するように、AIと対話するだけで、自分一人では思いつかなかったようなユニークなアイデアが次々と生まれてきますよ。
この記事を読めば、キャラクター設定の苦しみが、ワクワクする遊びの時間に変わるはず。あなただけのオリジナルキャラクターを生み出す冒険に、さっそく出発しましょう!
そもそも「生成AI」って何だっけ?
最近よく聞く「生成AI」。これは、私たちが話すような自然な言葉を理解して、文章やアイデア、画像などを新しく生み出してくれる人工知能のことです。代表的なものに「ChatGPT」や「Gemini」があります。
難しいプログラミングの知識は必要ありません。LINEで友達とメッセージをやりとりするように、チャット画面に「こんなキャラクターのアイデアが欲しいな」と話しかけるだけ。AIが、まるで脚本家や小説家のように、たくさんのアイデアを提案してくれます。
大切なのは、AIを「答えをくれる機械」ではなく、「一緒に考えてくれる対話相手」と捉えること。この意識を持つだけで、AIとの付き合い方がぐっと上手になりますよ。
【実践】AIと一緒にキャラクターを生み出す4ステップ
それでは、具体的にどうやってAIに相談すればいいのでしょうか。ここからは、誰でも真似できる簡単なステップで解説していきます。
ステップ1:AIに「壁打ち相手」になってもらう準備
まずは、AIと対話する場所を用意しましょう。
Webブラウザで「ChatGPT」や「Gemini」にアクセスして、アカウントを登録すれば準備完了です。どちらも無料で使い始められます。
チャット画面を開いたら、あなたが今からAIと何をしたいのかを伝えてあげましょう。
【プロンプト例】
「これから、ファンタジー小説に登場するキャラクターの設定を考えたいです。あなたはプロの小説家として、アイデア出しの壁打ち相手になってください。」
このように最初に「役割」をお願いすることで、AIがより専門的な視点で的確なアドバイスをくれるようになります。
ステップ2:キャラクターの「核」となる情報を伝える
次に、あなたが作りたいキャラクターの基本的な情報をAIに教えます。情報が具体的であるほど、AIもイメージを膨らませやすくなります。
- 世界のジャンル: (例:近未来SF、学園ファンタジー、現代ミステリー)
- キャラクターの役割: (例:主人公、ライバル、師匠、悪役)
- ざっくりとしたイメージ: (例:元気で明るい剣士、クールな天才ハッカー)
これらの情報を元に、AIに最初のアイデアを投げかけてもらいましょう。
【プロンプト例】
「舞台は魔法と科学が共存する都市です。そこで活躍する、おっちょこちょいな見習い魔術師の女の子(主人公)の基本的なプロフィール案をください。」
ステップ3:具体的な「お願い」でアイデアを広げる
基本的なプロフィールが出てきたら、さらに質問を重ねて、キャラクターに深みを与えていきます。ここが一番楽しいところです。思いつくままに、色々な角度からお願いしてみましょう。
- 性格の深掘り: 「この子の長所と短所を3つずつ教えて」
- 背景の追加: 「彼女が魔術師を目指すことになった、感動的な過去のエピソードを考えて」
- ユニークな特徴: 「このキャラクターが持っている、他の人にはないユニークな魔法や能力は?」
- セリフの提案: 「彼女が言いそうな、印象的な口癖を5つ提案して」
ステップ4:対話を重ねてキャラクターを深掘りする
AIが出した答えが「ちょっと違うな」と感じたら、遠慮なく修正をお願いしましょう。対話を重ねることが、キャラクターをあなただけのオリジナルにするための鍵です。
【プロンプト例】
「元気な性格は良いけど、もう少し皮肉屋な一面も足してください。その性格を踏まえて、口癖を再提案してください。」
このように、AIとのキャッチボールを繰り返すことで、設定がどんどん具体的になり、キャラクターが生き生きと動き出すのを感じられるはずです。
もし、アイデア整理の方法に困ったら、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
【データ整理法】マインドマップツールで思考を整理・発散する
まとめ
今回は、生成AIを創造のパートナーにして、オリジナルキャラクターを生み出す方法をご紹介しました。ポイントを振り返ってみましょう。
- 生成AIは、キャラクター設定に悩んだときの最高の「壁打ち相手」になる。
- 最初に「あなたは〇〇です」と役割を与えると、回答の質が上がる。
- 作りたいキャラクターの基本的な情報(世界観、役割など)を伝えることから始める。
- 性格、過去、能力、口癖など、具体的な質問を重ねてアイデアを広げ、深掘りしていく。
AIは、あくまでアイデアをくれるアシスタントです。最終的にそのキャラクターに命を吹き込むのは、あなた自身の創造力。AIとの対話を楽しみながら、あなたにしか作れない、魅力的なキャラクターを生み出してくださいね。
今日のひとこと
キャラクターの設定が決まったら、その子の姿も見たくなりますよね。実は、AIは文章だけでなく、画像の生成も得意なんです。「Microsoft Designer (Bing Image Creator)」などの無料AI画像生成サービスを使えば、今作ったキャラクター設定を元に、ビジュアルイメージを生成できます。「銀髪で青い瞳の、元気な魔術師の女の子」のように、特徴を言葉で伝えるだけで、プロのイラストレーターが描いたようなキャラクターの絵を何枚も提案してくれますよ。文章と画像をAIに手伝ってもらえば、創作活動がもっと楽しく、もっとスピーディになりますね!
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
明日のタイトルは
「スマホ連携:「OK Google」「Hey Siri」PC作業中に声でタイマーやリマインダーを設定(難易度★★☆☆☆)」
です。お楽しみに!
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