こんにちは!デジタル整理アドバイザーの「らくらスタイル」です。
「最近話題のChatGPT、使ってみたけど、いまいち思ったような答えが返ってこない…」「AIって、本当に賢いの?」
そんな風に感じている初心者さん、いらっしゃいませんか?実はそれ、AIの性能が低いのではなく、私たちの「お願いの仕方」に、ほんの少しコツがいるだけかもしれません。
せっかくの便利なAI、どうせなら賢く使いこなして、私たちの仕事を楽にするパートナーにしたいですよね。今回は、ChatGPTのような生成AIと上手にコミュニケーションをとるための、一番最初で一番大切なコツ、「具体的にお願いする」方法について、誰にでも分かるように、そして「らくらスタイル」流に、いかに楽をするかという視点でお伝えします。これを知るだけで、あなたの業務効率は格段にアップしますよ!
なぜ「面白い話をして」ではダメなのか?
あなたが友人に「何か面白い話してよ」と頼んだとしましょう。友人はきっと「え、どんな話?怖い話?笑える話?誰かの失敗談?」と困ってしまいますよね。
ChatGPTも同じなんです。AIは、あなたが何に「面白い」と感じるのか、どんな情報を求めているのか、その「背景」や「文脈」を完璧に理解しているわけではありません。
「面白い話をして」というような、漠然とした(ふわっとした)お願いをすると、AIは「うーん、この人が面白いと思うことって何だろう…?」と悩んだ結果、当たり障りのない、一般的で、なんだか退屈な答えを返してくることが多くなります。
これでは、何度も質問し直すことになり、かえって時間がかかってしまいますよね。めんどくさがり屋の私としては、それは絶対に避けたいところです。
「具体的」にお願いするって、どういうこと?
では、どうすればAIは私たちの意図を汲み取って、的確な答えを返してくれるのでしょうか。答えはシンプル。「具体的にお願いする」ことです。
先ほどの「面白い話」を例に、具体的なお願いの仕方をステップ・バイ・ステップで見ていきましょう。
【悪い例】漠然としたお願い
まずは、多くの人がやってしまいがちな、あまり良くない例です。
あなたからの質問:
何か面白い話をして。
これに対して、ChatGPTはこんな風に答えるかもしれません。
ChatGPTの回答:
ある村に、とても賢いフクロウがいました。村人たちは何か困ったことがあると、いつもそのフクロウに相談に行きました…。
…どうでしょう?なんだか、昔話のようで、特別「面白い!」とは感じにくいかもしれません。これじゃない感、ありますよね。
【良い例】具体的にお願い
では次に、ほんの少しだけ情報を足して、具体的にお願いしてみましょう。これが、業務効率を上げるための第一歩です。
あなたからの質問:
小学生向けの、動物が主人公の面白いなぞなぞを3つ作って。
このように、
- 誰のための? → 「小学生向け」
- どんな内容? → 「動物が主人公」
- どんな形式で? → 「面白いなぞなぞを3つ」
といった具体的な情報を加えるだけで、AIの回答は劇的に変わります。
ChatGPTの回答:
はい、承知いたしました。小学生向けの、動物が主人公の面白いなぞなぞを3つ作りますね。
【第1問】
いつも「もう、ケッコー!」と言っている鳥って、なーんだ?
【第2問】
パンはパンでも、空を飛ぶパンって、なーんだ?
【第3問】
いつも体のどこかに「いるか?」って聞いてくる海の生き物って、なーんだ?
答え
- ニワトリ
- フライパン(※動物ではありませんが、子供に人気のなぞなぞです)→ (もし「フライパンは動物じゃないよ」と指摘すれば、すぐに別の案を出してくれます)
- イルカ
どうでしょうか?先ほどの漠然としたお願いと比べて、格段に「求めていた答え」に近くなったと思いませんか?
このように、少しだけ具体的にお願いするだけで、AIはあなたの意図を正確に理解し、質の高い回答を返してくれるようになります。これが、AIを使いこなすための基本であり、あなたの時間という貴重な資産を守るデジタル整理術の一つでもあるのです。新潟の美味しいお米を炊くときも、水加減が大切なように、AIへの指示もさじ加減が重要なんです。
らくらスタイル流「お願いのコツ」3つのポイント
めんどくさがりだけど完璧主義の私が、AIに賢く働いてもらうために意識している「お願いのコツ」を3つにまとめました。
- 【役割を与える】あなたは誰?AIに「あなたはプロの編集者です」「あなたは旅行プランナーです」のように、役割を与えてあげましょう。そうすることで、その道のプロとして回答を考えてくれるようになります。
- 【条件を伝える】何をしてほしい?「~を3つ教えて」「箇条書きでまとめて」「1000文字程度で説明して」のように、やってほしいことの「量」や「形式」を具体的に指定します。
- 【背景を教える】なぜそれが必要?「小学生に説明するため」「会議で使うプレゼンの原稿として」「ブログ記事の導入文として」など、その回答を「何に使うのか」という背景や目的を伝えると、AIはより目的に合った内容を生成してくれます。
この3つを意識するだけで、AIとの対話が驚くほどスムーズになり、「これじゃない…」とがっかりする時間がなくなります。一度でビシッと欲しい答えが手に入る。これこそ、究極の「楽」だと思いませんか?
まとめ
今回は、生成AIに賢く質問する最初のコツとして、「具体的にお願いする」ことの重要性をお伝えしました。
- 漠然とした質問は、漠然とした答えしか返ってこない
- 「誰に」「何を」「どんな形式で」伝えるだけで、回答の質は劇的に向上する
- 良い質問は、AIとのやり取りを減らし、結果的に自分の時間を増やす
AIは、私たちの指示を待っている、素直でパワフルな新人アシスタントのようなものです。最初は少し戸惑うかもしれませんが、この「具体的にお願いする」という基本をマスターすれば、あなたの最強のパートナーになってくれるはずです。まずは、今日のなぞなぞのように、簡単なことから試してみてくださいね。
今日のひとこと
最近の生成AIは、文章だけでなく画像も作れるようになってきています。例えば、「青い空を背景に、楽しそうに笑っている柴犬の水彩画風のイラスト」のように、こちらも具体的にお願いすると、本当にそれっぽい絵を描いてくれるんですよ。ブログや資料作りに、著作権フリーのイラストが欲しい時にとても便利です。これも賢いAI活用術の一つですね。
実はブログの画像はAIに作ってもらっています。加藤に絵心は皆無です・・・
らくらスタイルは「日常をもっと楽に、楽しく」を目指して、ご相談内容に合わせてオーダーメイドのお手伝いをいたします。気軽にご相談ください。
明日のタイトルは
「スマホ連携:撮った写真がPCに!Googleフォトで写真を自動バックアップする方法(難易度★☆☆☆☆)」
です。お楽しみに!
※内容が変更になった場合はご容赦ください。
※曜日ごとのブログテーマは下記の通りです。
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火曜日:Google活用術
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木曜日:エクセル時短術
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